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市原隼人 ミュージカル「生きる」最終稽古&会見!

市原隼人出演ミュージカル「生きる」の最終稽古と会見が10/7(日)TBS赤坂ACTシアターで行われた。

スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスなどをはじめ、世界中の映画監督に影響を与えた「世界のクロサワ」こと黒澤 明監督(1998年没)が1952年に発表した代表作「生きる」を、グラミー賞受賞の作曲家ジェイソン・ハウランドと、日本を代表する演出家の宮本亜門がタッグを組みミュージカル化。まもなく60歳で定年を迎えようとしている市民課長の渡辺勘治が、当時、不治の病とされていた胃がんになり、死んだように生きていたこれまでの人生を悔い、自分の残りの人生をかけて、市民のために小さな公園を作るというヒューマンドラマで、黒澤作品がミュージカルになるのは世界初のこととなり、大きな注目を集めている。

市原は、主人公・渡辺勘治(市村正親/鹿賀丈史(ダブルキャスト))の一人息子・渡辺光男を演じる。

最終稽古を終え、「人生初のミュージカルになりまして、このカンパニーで本当に良かったと心から思っています。お客様のために作り上げてきたものを、しっかりと本番で出せるように頑張ります。歌も気持ちを込めて歌っているので、受け取っていただけたら嬉しいです。」と心境を語った市原。

宮本さんが市原について“とても熱心で一途な人。徹底的に自己練習をして、ストレッチをしている静かな稽古場でも大きな声で歌とセリフの練習をしていた。ちょっとうるさかったですけど(笑)。これほど稽古中に変わって良くなっていった人は知らない”と愛情たっぷりに語られると、「うるさくてすみません(笑)。(宮本さんは)すごく丁寧に指導をしてくださいました。舞台はその演出家によって品が出ると思っていて、僕は宮本さんの品がすごく好きです。舞台の中でもどこからが芝居でどこからが芝居ではないか分からないほど、涙が止まらなくなってしまうところがあるんです。市村さんと鹿賀さんの生き様を見ている気がして、皆さんに助けられていると感じています。」と語った。

また、W主演の市村さん、鹿賀さんについて、「おふたりの佇まいや振る舞い、どこを目指しているのかを感じることで勉強させていただいています。贅沢なことだと思っています。」と語った。

主人公・渡辺のような境遇になったらという質問に、「なってみないと分かりません。僕は人見知りだし、前に出るのは苦手だったので、芝居にとても助けられてきたので、最後まで芝居をしていれたら嬉しいと思いますし、そのことで誰かが笑ってくれたり、人と人との絆を繋ぐこと、単純かもしれませんが人の経験になることが出来たら嬉しいです。」と悩みながら答えた。

ミュージカル「生きる」は、10/8(月・祝)~10/28(日)東京・TBS赤坂ACTシアターで上演。
ぜひ劇場でお楽しみください!

【ストーリー】
役所の市民課の課長・渡辺勘治は、早くに妻を亡くし、男手一つで息子の光男を育てあげ、息子夫婦と同居している。
そんなある日、渡辺に胃がんが見つかり、自分の人生が残りわずかであることを知る。疎遠になりつつある光男にそのことを打ち明けられない渡辺は、自らの生涯を振り返り、意味あることを何一つ成し遂げていないことに気づき愕然とする。
現実逃避のため、大金をおろして夜の街に出るも、金の使い道がわからない。彼は30年間真面目一筋を貫き、自分の金で酒を飲んだことすらなかったのだ。そんな時、居酒屋で売れない小説家に出会う。渡辺の境遇に興味を持った彼は、“人生の楽しみを教えてやろう”と宣言し、盛り場を二人で何軒もはしごする。しかし渡辺の心は一向に晴れず、虚しさばかりが募る。
翌日、役所の後輩・小田切とよが渡辺の元を訪ねる。渡辺は、はつらつとしたとよの初々しさに触れるうちに、自分の人生になかったものを見出すようになる。そしてついに、わずかな余生でなすべきことを、見つけるのであった…。

(敬称略)
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