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落合賢 五十嵐貴久の小説『パパとムスメの7日間』ベトナム実写化決定!

五十嵐貴久の人気小説『パパとムスメの7日間』がベトナムで実写映画化されることが決定し、ベトナムで映画『サイゴンボディガード』を手がけた落合がメガホンを取ることが発表された。

同作は、仲が芳しくなかった父娘はある事故が原因で人格が入れ替わり、二人がこれまでになく報告・連絡・相談しながら互いの年代層の独特な環境を経験することで、お互いのことを理解するようになっていくさまを描いたハートフルファミリーコメディで、TBS系列の日曜劇場でドラマ化され、韓国でも実写映画化された大人気作。
主演のパパ役は、ベトナムでコメディキングと呼ばれ、主演作品のほとんどがベトナムの歴代興収トップ10に入る名優タイ・ホア。『サイゴンボディガード』でも落合監督と息のあったコンビネーションを見せている。ムスメ役は、ベトナムティーンNO.1YouTuberで 映画デビュー作『まだ18歳未満だよ』が国内歴代興収を塗り替えた人気女優、ケイティ・グエンが出演する。

映画『パパとムスメの7日間』は、2018年12月にベトナムで公開後、日本を含めたアジアで公開予定。ぜひご期待ください。

【落合賢 コメント】
前作がベトナムで人気を博したこともあり、次なる挑戦は日本の原作をベトナムで実写化することだと思いました。様々な小説、アニメ、ドラマ、映画などを模索していた中、僕の大学院の同期が韓国版『パパとムスメの7日間』を実写化し、彼のアドバイスもあり、五十嵐先生の小説を拝読したところ、父と娘が入れ替わるという奇想天外なコメディ設定の中に、家族愛の大切さという普遍的なテーマが優しく包まれている事に大きな魅力を感じました。すぐに前作の主演でベトナムの大スターであるタイ・ホアさんに打診したところ、二つ返事でOKを頂きました。

アメリカでは監督がプロデューサーを兼任することも多々ありますが、今回の作品は自分から原作権を交渉し、制作から配給まで作品の全ての段階に関わっています。ベトナムの映画業界は目覚ましい急成長を遂げている過程ですが歴史も浅いため、 良質のコンテンツや若い映画作家を常に求めており、僕のような外国人にもチャンスが満ち溢れていると思います。

また、ベトナム語が堪能ではない僕が監督したコメディー映画『サイゴンボディガード』がベトナムで大ヒットした成功の秘訣は、フィジカルな笑いを多く取り入れたことだと思います。僕にとって、このフィジカルな笑いの原点は、「カトちゃんケンちゃん」で、ベトナムだけでなく日本の観客にも十分に楽しめる作品にするつもりです。

日本で作品を撮るのも勿論ですが、日本のコンテンツをベトナムを含むアジア諸国にもっと浸透させたいと強く願っています。そのためにも、チャンスを待つのではなく、チャンスを創るクリエイターとして活動を続けていきたいです。
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