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岡田将生 映画「伊藤くん A to E」完成披露試写会!
同作は、「ランチのアッコちゃん」をはじめ、数々のヒット作を生み出し、あらゆる世代の女性から熱い支持を受ける作家・柚木麻子さん初の直木三十五賞候補作となった会心の恋愛小説を、『ヴァイブレーター』『さよなら歌舞伎町』など深く人間心理をあぶり出し、海外でも高い評価を受ける実力派・廣木隆一監督が製作陣からの熱烈なオファーを受け映画化。女性たちを振り回すモンスター級【痛男(いたお)】と、なりふり構わず再起を狙う崖っぷちアラサ―【毒女(どくじょ)】を中心に、予測不能な震撼恋愛ミステリーが幕をあける。
落ち目の脚本家・矢崎莉桜は、“伊藤”という男について悩む【A】~【D】4人の女たちの切実な恋愛相談を、新作脚本のネタにしようと企んでいる。心の中で毒づきながら「もっと無様に」なるよう巧みに女たちを誘導、そんな莉桜の前に“伊藤”が現れる。“伊藤”は莉桜が主宰するシナリオスクールの生徒。中身が無く、いつも口先だけの彼が、なぜか莉桜と同じ4人の女たちについての脚本を書いていくのだ。しかもそこには、莉桜のネタにはない5人目【E】の女が存在し…。“伊藤”の狙いは一体何なのか――。莉桜は、徐々に追い詰められていく。
岡田は、容姿端麗だが、自意識過剰、無神経すぎるモンスター級【痛男(いたお)】伊藤誠二郎を演じる。
上映前に行われた舞台挨拶にて岡田は、「この作品を観ていただくのは皆さんが初めてということで、緊張しています。思っている以上に僕が演じさせていただいた伊藤は痛男で、観た人は嫌いになるような役(笑)。女性たちを振り回すように一生懸命やらせていただきました。痛快な作品になっていると思いますので、楽しんでください。ありがとうございます。」と挨拶。
出演が決定した時の心境を聞かれ、「今までと違う役をやってみたいと思っていた頃だったので、すごく良いタイミングでした。こんなにクズでダメな奴とこの夏を過ごすことができて気持ちが良かったです。」と愛情たっぷりに話すと共に、完成作を観て、「伊藤と出会うことによって5人の女性が成長していくお話でもあります。伊藤のクズさが過激なほど良い方向に向くのかなと思っていたので、良かったと思います。」と感想を語った。
撮影時、ある葛藤があったようで、「カットがかかると、皆さんがすごく小さい声で“気持ち悪い”って言うんです(笑)。心がクッてなったのですが、俺じゃなくて伊藤だと思って、役を全うしました。」と当時の心境を明かした。
その後、同作にちなみ、“今年一番痛かったこと、無様だったことは?”という質問があがり、「休みの日に車を運転していて細い道を走っていたのですが、小学生10人位に囲まれまして…。“お兄ちゃん知ってる、出てきて!出てきて!名前なんだっけ!?名前なんだっけ!?”って。すごく無様で、(小声で)“岡田将生”って言いました。悲しかったです。」とエピソードを話すと会場から笑いが起こっていた。
そして最後に、「伊藤のことをいろいろと言いましたが、僕はこの役に出会えて良かったと思っています。また、伊藤を通して5人のタイプが違う女性たちを見ることによって、人それぞれ共感できる部分があるのではないかと。いろいろな方々に届けたいと思いますので、よろしくお願いします。そして、キャラクターたちを観察していただけたら良いなと思います。今日はありがとうございました。」とPRし、舞台挨拶を締めくくった。
映画「伊藤くん A to E」は来年1/12(金)公開。
ぜひご期待ください!