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太賀 映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」公開記念・廣原暁監督過去作特集上映トークショーに出席!

太賀が、10/25(水)に行われた、映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」公開記念・廣原暁監督過去作特集上映トークショーに、廣原暁監督、冨永昌敬監督とともに出席した。

早見和真の同名小説を廣原暁監督が映画化した『ポンチョに夜明けの風はらませて』が10/28(土)より全国公開。将来に希望を見出せないまま、ただ何となく日々を過ごしていた高校生3人組のハチャメチャな“高校最後の旅”を描く青春ロードムービーとなっている。
新宿武蔵野館では同作の公開を記念して、廣原暁監督作品の特集上映を開催。大学の卒業制作作品で、海外の映画祭、そして黒沢清監督が絶賛した『世界グッドモーニング!!』を始め、『HOMESICK』、『返事はいらない』など全9作品が、10/21(土)より1週間限定で上映となる。
この日は、10/25(水)の『世界グッドモーニング!!』上映前に、太賀、廣原暁監督、そして11/11(土)に公開が控える太賀出演作『南瓜とマヨネーズ』の冨永昌敬監督によるトークイベントを実施。『ポンチョに夜明けの風はらませて』はバンドを組んでいる高校生“又八”(ろくに練習もせずに旅に出るが)、『南瓜とマヨネーズ』はミュージシャンを目指す“せいいち”と太賀が演じるキャラクターがどちらも“音楽”つながり。同じ新宿武蔵野館で同時期に上映されることなど共通点が多い2作品について、両監督と太賀がクロストークを展開した。

廣原監督作品の印象について太賀は、「僕はどうしても役者目線でしか作品が見られないんですけど、印象的だったのは『世界グッドモーニング!!』は、主人公の男の子がとにかく僕の中で強烈で、どこからこの人連れてきたんだろうという新鮮さがありました。監督の映画は、うだつの上がらない男の子が主人公のような気がしていて、そういう意味でも僕が演じた又八に通ずるところがありました。『ポンチョ~』をやると決まってから『世界グッドモーニング!!』を見たんですけど、その主人公と自分を重ねてしまって、僕はこんなに炸裂できるのかなと。それぐらい主人公が抱えている憂鬱が画面から炸裂している印象がありました。『南瓜とマヨネーズ』『ポンチョ~』は撮影期間が1か月ずれたぐらいで、続けて撮っていたんですけど、廣原監督は作品にも共通するかもしれないんですけど、独特の距離感というか、主人公と観ている側の距離感をたまに感じることがあって、演出されているときも役者から出てくるものを信じてくれるというか、それをまず見てから遠くでうなずいている、そんな印象でした。」と語った。

一方、冨永監督作品の印象については、「明らかに物語で作り物だって分かるんですけど、妙なリアリティがあるというか、独特の世界観の中に生々しいものがある気がしていて。今回、冨永さんの現場を初めて経験させていただいたんですけど、廣原さんとは対照的で、キャラクターのディテイルにこだわる部分があって、それに乗っかっていくと、自分が想像もしていないキャラクターへのアプローチというか、こういう側面もあるんだと完成した映画を観て気づかされました。」と話した。

映画・TVなどでさまざまな役柄を演じる太賀だが、役柄へのアプローチ法について聞かれると、「僕自身は役を演じ分けているという明確な意識はなくて、いずれもでも出発点は僕自身の中にあるし、その延長なのか、でもそれこそ作家性とか監督の演出によって引っ張っていってください、という感じで、そんな明確に切り替えるタイプではないです。『南瓜とマヨネーズ』『ポンチョ~』でいうと、『南瓜とマヨネーズ』で演じたせいいちは僕にないものがあって距離を感じていたので、頭や心の動きを積み上げて挑むというアプローチだったんですけど、『ポンチョ~』はもっと自分に近い気がしていて、頭を使って考えずに直感的にやれたらいいなと思ってやりました。」と明かした。

映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」は、10/28(土)より新宿武蔵野館ほか全国公開!また映画「南瓜とマヨネーズ」は、11/11(土)より新宿武蔵野館ほか全国公開!
ぜひ劇場でご覧ください!

【ポンチョに夜明けの風はらませて ストーリー】
ただ何となく日々を過ごしていた高校生の又八(太賀)、ジン(中村蒼)、ジャンボ(矢本悠馬)。卒業を間近に控え、ジンは一流大学への進学を目指し、ジャンボは実家のとんかつ屋を継ぐことを決めていたが、又八だけは何も進路を決められずにいた。
“このありふれた日常から少しだけでも抜け出したい”そんな思いを胸に、彼らはジャンボの父親の愛車セルシオに乗って海に向かう。旅の途中でグラビアアイドルの愛(佐津川愛美)、風俗嬢のマリア(阿部純子)ら刺激的な“大人たち”と出会いながら、普段では味わえないハチャメチャな体験をする3人。一方、置いてけぼりをくらい、又八と約束した卒業ライブに向けてギターの練習に明け暮れる中田(染谷将太)。
彼らの「青春」が、今ようやく動き出す――。

【南瓜とマヨネーズ ストーリー】
ツチダ(臼田あさ美)は同棲中の恋人・せいいち(太賀)のミュージシャンになる夢を叶えるために、内緒でキャバクラで働き生活を支えていた。一方、無職で曲が書けずスランプに陥ったせいいちは毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。
しかし、ツチダがキャバクラの客・安原(光石研)と愛人関係になり、生活費を稼いでいることを知ったせいいちは心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダにとって今でも忘れられない昔の恋人・ハギオ(オダギリジョー)と偶然、再会を果たす。
過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいくツチダだったが…。

(敬称略)
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