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葵わかな NHK連続テレビ小説「わろてんか」取材会!
同作の舞台は、明治の後半から第二次大戦直後の大阪。
吉本興業の創業者・吉本せいさんをはじめ、当時活躍した芸人・文化人などさまざまなお笑いのパイオニアたちの人生をヒントに、いつも周りに笑いをふりまくヒロイン・藤岡てんが、ひょんなことから小さな寄席経営をはじめ、ついには日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性と言われるまでになるまでのストーリーを、笑いと涙のオリジナルエピソード満載で描かれる。
現在の心境を、「クランクインから1週間ほど経ちました。私は普段ショートカットなのですが、長い髪のカツラをつけて、京都のお嬢様のような衣装を着て気分があがります。撮ったシーン自体は多くないのですが、始まったんだな、という感じがしています。」と語った葵。
役を演じるにあたり心がけていることは?と質問され、「普段の私はそれほど明るいタイプではないのですが、衣装を着ている時はできるだけ明るくいようと思っています(笑)。あと、シーンによっては、もっと顔(表情)を動かすように監督からアドバイスをいただくことがあるので、撮影をしていない時でも顔を動かしていようと心がけています。」と答えた。
衣装のポイント、こだわりを聞かれ、「基本的に赤や朱色をベースに衣装を選んでいただいていて、とにかく華やかなんです。帯も毎回色が違ったり、襟に刺繍が入っていたり、リボンも赤色ですが毎回違っていて、こだわりはとても多いです。てんちゃんの性格の明るさが表れていると思います。」と話した。
また19日からスタートした撮影について、「風邪を引かないように頑張っていたのですが、初日に引いてしまって言えずにいたら、2日目で雲行きが怪しくなってしまって。風邪を引いてしまったことを言ったら、スタッフさんが“てんちゃん大丈夫?鼻かむ?”とか“暑い?寒い?”と親身になって下って、温かい現場だなと思いました。」とエピソードを語った。
またヒロインとして、「基本的に年下ですし、何もできないとは思いますが、唯一できることは自分のことを一生懸命やることなのかなと。怠けているヒロインだと、どんなに優しい人でも温かく手を差し伸べてくださらないと思うので、当たり前のことですが、自分のことはしっかりやって、風邪も引かないようにして、最後までドラマのことを思いながら撮影をしていきたいです。」と意気込んだ。
NHK連続テレビ小説「わろてんか」は、10/2(月)より放送開始。(全151回)
ぜひご期待ください。
【ストーリー】
藤岡てんは、京都で古くから続く薬種問屋「藤岡屋」の長女に生まれ、厳しい父から「人前で笑ってはいけない」と教わり育つ。
しかし、大阪船場の米穀商の跡取り息子・北村藤吉との出会いがてんの人生を一変させる。根っからの芸事好きで、「人生には笑いが必要」という考えの持ち主の藤吉と衝撃的な恋に落ちたてんは、親の反対を振り切って駆け落ち同然に藤吉と結婚。笑って生きる喜びに心躍ったのもつかの間、芸事好きが高じて家業をおろそかにする藤吉がとうとう店を傾かせてしまう。その時、てんは決意する。
「あんさんが好きなその笑い、商売にしてみませんか?」
その一言から、素人同然の夫婦が大阪のみならず日本中の人を笑わせるべく、二人三脚の大冒険の旅が始まるのだった。