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廣瀬智紀 映画「探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。」舞台挨拶!
同作の主人公は、華麗にスーツを着こなすクールな二枚目であり、さらにはブルウィップ(鞭)の名手、情にもろく弱者をほうっておけない男・紅伊玲二。
そんな玲二の相棒は、頭よりも体が先に動く体育会系で、激しく熱しやすく、頑固な性格な藍彰二。
一見正反対の2人が、時には衝突し、協力し合い、様々な悩みを抱えた依頼人を救うことで、人として成長していく様を描く傑作バディムービーがここに誕生した。
廣瀬は紅伊探偵事務所2代目所長・紅伊玲二を演じている。
上映後の舞台挨拶冒頭で廣瀬は、「3/4から公開されていますが、たくさんの方に観ていただいてすごく嬉しいです。今日は一日、「探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。」に関連したお仕事をさせていただいていて、この作品の世界に浸ることができて幸せです。この後もぜひお楽しみください。よろしくお願いします。」と挨拶。
公開初日に同所で行われた舞台挨拶を振り返り、「今日も僕にとっては大きなスクリーンですが、都内で一番大きなスクリーンで初日の舞台挨拶をさせていただきまして、それだけでも幸せなことでした。そこにたくさんの方に来てくださっていて嬉しかったです。」と感慨深い様子で語った。
この日は来場者から質問を受ける形で舞台挨拶が進行し、大スクリーンで同作を観た感想を聞かれ、「実は初日舞台挨拶の時に後ろから観させていただいていまして…。広い画で見れることに幸せを感じました。」と答えた。
さらに、ラストの角砂糖を投げて食べるシーンは2度ほど撮影され、実際に使われたのは失敗したテイクだったが、それを観てどう思ったかという質問があがり、「最初にやったら成功して、でももう1回撮りたいと監督がおっしゃって、もう1度挑戦したら外してしまったんです。僕の中では失敗して笑みを浮かべてしまったのですが、監督は意外とありかもと。実際に観て、最後に緊張のほぐれというか、ちょっとした安堵の笑みが出ても良いのかなと思っていたので、良かったと思います。」と話した。
また、ラストの核となる結末を知っていた上で撮影をしていたのかという質問には、「知らなかったです。先を知っているとお芝居に影響してしまって。それは良い意味でもありますが、悪い意味でも影響するリスクがあって、今回は結末を知らずに紅伊玲二を演じることによって、自分の目標であった“今の紅伊玲二を歩む”ということができたかなと思います。」と持論を展開した。
そして最後に、「この映画は時代の流れにあえて乗っていない作品だと思います。オリジナルを追及して新しいものを生みだしていくには、そういったチャレンジが大事だなと思っていますし、それはどんな仕事でも一緒のこと。この作品が探偵映画の金字塔になれば良いなと思いますし、思いを込めて作りました。もっと盛り上げられるように頑張っていきたいと思いますので応援していただけると幸せです。今日はご来場ありがとうございました。」とメッセージを送った。
【ストーリー】
紅伊探偵事務所の2代目所長である紅伊玲二(廣瀬智紀)は、相棒の藍彰二(青木玄徳)、地下アイドルの沙織(岸明日香)、玲二の祖母で探偵事務所のオーナーである弥生(田島令子)と共に、祖父から引き継いだ探偵事務所で日々、ペット探しや浮気調査を行っていた。
ある日、レンと名乗る少年が父親を探して欲しいと探偵事務所を訪れる。最初は相手にしなかった彰二だったが、情にもろい玲二の気まぐれで依頼を引き受ける事に。早速、レンが最後に父親を目撃したという港に赴く玲二と彰二。そこで出会ったレンの母親の証言に違和感を覚えた玲二は、祖父に恩がある任侠ヤクザ桜井(田中要次)に相談。するとレンの父親の失踪には、桜井と敵対する大文字組組長・大文字(津田寛治)が関与している可能性が浮上する。玲二たちは、大文字組と関わりがあると噂されるホストクラブへと潜入するが・・。
果たして、レンの父親は無事なのか。
その正体が判明したとき、事件は思わぬ方向へと展開していくのだった。
(敬称略)