AWARD
柳楽優弥 「第90回キネマ旬報ベスト・テン」主演男優賞受賞!
同賞は、1919年に創刊され、現在まで続いている映画雑誌として日本では最も古い歴史を誇る『キネマ旬報』の編集同人の投票集計により、まず1924年度のベスト・テンを選定したのが、その最初。当初は<芸術的に最も優れた映画><娯楽的に最も優れた映画>の2部門(外国映画のみ)だったが、1926年、日本映画の水準が上がったのを機に、現行と同様の<日本映画><外国映画>の2部門に分けたベスト・テンに変更された。そして、戦争による中断があったものの、大正時代から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2016年度のベスト・テンで90回目を数える。
世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞で柳楽は、『ディストラクション・ベイビーズ』の演技が評価され、主演男優賞を受賞。
表彰式にて、「今回選んでくださった方々、『キネマ旬報』の皆さま、そして作品に興味を持ってくださった『ディストラクション・ベイビーズ』のファンの方々、ありがとうございます。『誰も知らない』という作品で(「キネマ旬報ベスト・テン」の)新人男優賞をいただいてから12年経った今、主演男優賞を受賞することができ
て、とても嬉しく光栄に思います。ヘビー級のこのトロフィーに負けないように、しっかりと筋トレ、そして演技に対して真面目に取り組んで、良い作品に出れる人でいたいと思います。この度は本当にありがとうございました。」とユーモアも交えて喜びを語った柳楽。
『ディストラクション・ベイビーズ』ではセリフが5つのみの役柄だったが、どのように取り組んだかと聞かれ、「セリフがない分、動きや表情など物体としての存在が嘘になったらいけないと思ったので、監督と念入りに打ち合わせをしました。」とコメントした。
『誰も知らない』で新人男優賞を受賞後、葛藤や挫折を経験したという柳楽。それでも鼓舞して役者を続けてこられた源は何だったかと聞かれ、「家族の支えです。ありがとうございます。そして、『誰も知らない』の頃から応援してくださったファンの皆さま、心から感謝しています。これからも気合を入れて頑張っていくので、応援してください。ありがとうございました。」と熱い思いを語った。
柳楽は現在、出演映画「太陽を掴め」が全国公開中。また、「銀魂」(7/14公開)の公開が控えている。
2017年の出演作品にも是非ご期待ください!