STAGE
松雪泰子 出演舞台「るつぼ」公演スタート!
本作は、トニー賞、ピュリッツァー賞を受賞した『セールスマンの死』をはじめ、数多くの名作を世に送り出してきたアーサー・ミラーによる傑作戯曲です。1692年にマサチューセッツ州セイラムで実際に起きた魔女裁判を題材に、集団心理の恐ろしさ、人間の尊厳と愚かさを描いています。ミラー自身の50年代の反共産主義運動に対する批判を盛り込みながらも、物語に散りばめられた普遍的な人間の心理や欲望を鮮やかに描き出し、愛と良心についても問いかける。
ある晩、戒律で禁じられた魔術的な「踊り」を踊る少女たちが森の中で目撃される。その中の一人は原因不明の昏睡状態に。これは魔法の力か?
悪魔の呪いか?不穏な噂が駆け巡るが、少女アビゲイルは「ただ踊っていただけ」と主張する。彼女の真の目的は農夫プロクターの妻エリザベスを呪い殺すことにあった。雇い人だったアビゲイルと一夜の過ちを犯したプロクターは罪の意識に苛まれ、以後、彼女を拒絶していたのだ。
プロクターに執着するアビゲイルは、敬虔なエリザベスを〈魔女〉として告発。周囲の少女たちも悪魔に取り憑かれたように次々と〈魔女〉を告発していく。悪魔祓いのためセイラムに呼ばれた牧師ヘイルは、自身が信じる正義のありかが揺らぎ始め――。
松雪は「初日を前に、今は緊張感と高揚感の中にいます。稽古中は、ジョナサンと共にアーサー・ミラーの戯曲の世界を綿密に理解して表現する為の時間を沢山過ごしました。ジョナサンは、私達が理解し体現出来る道筋を示し導き続けてくれていました。先輩方から沢山学ぶ事もあり、素晴らしい現場です。このカンパニーの一員として表現出来る事をとても幸せに感じています。全員でしっかりと集中力を持って、セイラムに生き、そしてこの物語の本質を届けられる様にカンパニー全員で挑みたいと思ってます。」と語った。
舞台『るつぼ』は10月30日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、11月3日(木・祝)から6日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて、が上演されます。
ぜひ、劇場でご覧下さい。
公式サイト:http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/16_rutsubo/