STAGE
林遣都 舞台「家族の基礎~大道寺家の人々~」製作発表会見!
同作は、人気シリーズの舞台「鎌塚氏シリーズ」や、NHKのコント番組「LIFE!」の脚本など、コメディー作品に定評のある倉持裕氏による新作コメディー。波乱万丈な運命をたどる風変わりな一家・大道寺家の人々の挫折と再生を軽妙なタッチで描く群像劇となっている。
会見にて林は、「今回が初めての舞台で不安がいっぱいあったのですが、稽古を経て、そして倉持さんにお会いして、初めての舞台がこの作品で良かったと心から感じています。失敗を恐れず、伸び伸びとやりたいです。“アイツ、舞台初めてだからどんなもんなんだろう”と注目されないくらい、皆さんに溶け込んで頑張ります。よろしくお願いします。」とコメント。
出演が決まった時の感想を聞かれ、「初めての舞台で豪華な役者の方々に囲まれとても重要な役、そしてシアターコクーンという大きな劇場。いろいろなことを飛び越えて舞台に立っていいのかと思ったのですが、そういったチャンスもなかなかないことなので、悔いの残らないようにやりたいと思いました。」と語ると共に、「稽古が始まって右も左も分からない状況ですが、(倉持さんが)細かく見てくださって、“この人を信じて頑張ろう”と思っています。」と実際に稽古がスタートしての心境を話した。
また、自身が演じる役について、「芸術の道を志していて個性や癖が強く、自立心が強すぎで野心にあふれている役なので、伸び伸びとやらないといけないなと。(兄妹役の)夏帆さんが演じる役とはタイプが違うのですが、押し倒されないように(笑)闘っていけたらと思っています。」と意気込んだ。
さらに初舞台ということで不安に思っていること、楽しみにしていることは?という質問を受け、「本音を言うと不安しかないのですが、マイナスなことを考えたり不安なままだと、それが出てしまうと思ったので、無理してでも笑っていようと決めて入りました。でも、稽古が始まり皆さんとお会いして、こんな気持ちはいつぶりだろうというくらい新しいことだらけでワクワクしています。自分でもビックリするくらい明日が楽しみというか、お芝居をいちから作っていく様を見ていると得ることだらけで、何か吸収できないかなと見ているところです。」と答えた。
舞台「家族の基礎~大道寺家の人々~」は9/6(火)Bunkamuraシアターコクーンを皮切りに、愛知、大阪、静岡で上演。
ぜひご期待ください。
【ストーリー】
大道寺尚親(松重豊)は、東京郊外のだだっ広い邸宅で両親に放任され、孤独に育った。
長じて弁護士となった彼は、売り出し中の女優・須真(鈴木京香)と結婚し一男・一女を得る。
まだまだ女優として活躍したかった須真は、家庭に入ることに不満を持っていたが、尚親はやっと手に入れた「家庭」に満足していた。
長男の益人(林遣都)は早熟な天才型の少年に育ち、母親の期待を一身に受け、芸術家になることを目指す。長女の紅子(夏帆)はそんな母と兄に反発
し、兄の「作品」を勝手にいじって世に送り出す。しかし皮肉にもそのアレンジが世間に受け、大道寺家に莫大な利益をもたらした。
彼らの周りには個性的な人達が集まってくる。誰もが大道寺家の子供だと信じて疑わない、染田明司(堀井新太)、紅子の友人で謎のシンガー由弦
(黒川芽以)、元汚職警官で大道寺家の使用人・千々松(坪倉由幸)など、など。
彼らの引き起こす様々な事件に翻弄され、紆余曲折を経て、大道寺家は「劇場」経営に乗り出す。益人は劇場の専属劇団で脚本と演出を担当、須真
も女優として活躍する。
ところがある日、尚親の昔の顔なじみ「五郎丸一座」の座長(六角精児)が「大道寺シアター」を訪れる。彼は、反政府組織のリーダー瀬野尾(眞島
秀和)やその仲間とともに大道寺家に身を寄せるが、彼らは警察にマークされていた。ある日、踏み込んできた国家警察との間にいざこざが起き、
それをきっかけに大道寺家の運命は大きく暗転、一家離散に追い込まれる。
一家の長・尚親は家族の絆を取り戻すべく、立ち上がるが、果たしてその結末は---。
【日程&劇場】
●東京公演
日程:2016/9/6(火)~9/28(水)
劇場:Bunkamura シアターコクーン
●愛知公演
日程:2016/10/1(土)~10/2(日)
劇場:刈谷市総合文化センター 大ホール
●大阪公演
日程:2016/10/8(土)~10(月・祝)
劇場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
●静岡公演
日程:2016/10/16(日)
劇場:浜北文化センター 大ホール
【公式サイト】
http://mo-plays.com/kazokunokiso/
(敬称略)