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小松菜奈 映画「ディストラクション・ベイビーズ」完成披露舞台挨拶!
同作は、愛媛・松山を舞台に若者たちの欲望と狂気を描いた衝撃作。タイトルの由来は、『ディストラクション』が『Distraction(気晴らし、動揺)』『Destruction(破壊)』という類似する発音で2つの意味を持ち、登場人物たちの群像劇を象徴していることから命名された。同作が商業映画デビューとなる『NINIFUNI』などの新鋭・真利子哲也監督がメガホンを執り、脚本は、真利子監督と『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平さんが担当。
日本映画史上もっとも過激な108分として、日本から世界を震撼させる鮮烈な青春映画が誕生した!
主人公・芦原泰良たちの危険な遊びに巻き込まれる少女・那奈を演じた小松は、「今日は完成披露試写会にお越しいただき、ありがとうございます。生々しさだったり、臨場感だったり、とにかくパワーにあふれた映画になっています。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。よろしくお願いします。」と挨拶。
偶然にも自身と同じ名前の那奈(なな)を演じたが、「人生で初めて髪の毛を染めまして、別の人を演じるんだと気合いが入りました。(撮影中は役とリンクして)孤独や恐怖を感じながら撮影をしていましたが、今までとは違う新しい顔を撮っていただけたので、すごく感謝しています。この作品に関われて良かったと改めて思いました。」と話すと共に、激しいアクションシーンについて、「私はフリというのが難しくて、やるのであればきちんとビンタされたり殴られたりしたいですし、気をつかってもらうのがイヤ。菅田(将暉)さんとのシーンで初めましてだったのですが、“ちゃんと当ててください”と言ったら“もちろん当てるつもりだった”と言われ、そういう人なんだと思いました。」と笑いも交えてコメント。すると菅田さんも、“それはノリです。相当痛かったのか、ラストで僕がやられるシーンがあって、本当に痛かった。骨がきしんだことある?”と応戦され、そのやり取りに笑いが起こっていた。
この日は、闘い続けるキャラクターたちの象徴、また痛みを秘めた同作にちなみ、登壇者の決意を“拳”に込めた。主人公・芦原を演じた柳楽優弥の発声と共に手形に拳を型取りすると、大きな拍手が起こり、大歓声に包まれる中、舞台挨拶は終了した。
映画「ディストラクション・ベイビーズ」は5/21(土)公開。
ぜひご期待ください!
【ストーリー】
愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。海沿いの造船所のプレハブ小屋に、ふたりきりで暮らす芦原泰良(柳楽優弥)と弟の将太(村上虹朗さん)。日々、喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に三津浜から姿を消す―。それからしばらく経ち、松山の中心街。強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、逆に打ちのめされても食い下がる泰良の姿があった。街の中で野獣のように生きる泰良に興味を持った北原裕也(菅田将暉さん)。彼は「あんた……すげえな!オレとおもしろいことしようや」と泰良に声をかける。こうしてふたりの危険な遊びが始まった。やがて車を強奪したふたりは、そこに乗りあわせていたキャバクラで働く少女・那奈(小松)をむりやり後部座席に押し込み、松山市外へ向かう。その頃、将太は、自分をおいて消えた兄を捜すため、松山市内へとやってきていた。泰良と裕也が起こした事件はインターネットで瞬く間に拡散し、警察も動き出している。
果たして兄弟は再会できるのか、そして車を走らせた若者たちの凶行のゆくえは―