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本田翼 「第28回東京国際映画祭」レッドカーペットに登場!
「東京国際映画祭」(以下TIFF)は、日本で唯一の国際映画製作連盟公認の国際映画祭。1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生したTIFFは、日本及びアジアの映画産業、文化振興に大きな足跡を残し、アジア最大級の映画祭へと成長。いまや最も熱気溢れるアジア映画の最大の拠点である東京に、世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場を提供する。
第28回目となる今年は10/22(木)~31(土)までの10日間開催し、六本木ヒルズに加え、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ 新宿ほか、都内の各劇場及び施設で様々な企画・イベントを開催する。
映画「起終点駅 ターミナル」は、2013年「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞した作家・桜木紫乃さんの最高傑作と呼び声の高い「起終点駅 ターミナル」を映画化。“「終着駅」はやがて、「始発駅」になる――”誰もが経験する“過去からの旅立ち”を描いた胸を打つ人間ドラマが誕生した。
物語は、北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市さん)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子さん)が被告人として現れる。彼女に執行猶予付きの判決を与えた完治は裁判後、冴子が働くスナックに通い逢瀬を重ねるようになるが、かつて愛し合った男と女の再会の時間は限られていた。2年の北海道勤務を終え、妻子の待つ東京へ戻る日が近づいていた完治だったが、彼はすべてを捨てて冴子と共に暮らしていこうと決める。けれど、冴子はその想いに応えることなく完治の目の前で自ら命を絶ってしまうのだった。
それから25年、完治は誰とも関わることなく釧路で国選弁護人としてひっそりと生きていた。それはまるで愛した女性を死に追いやってしまった自分自身に裁き罰を課すようでもあった。そんなある日、弁護を担当した若い女性、椎名敦子(本田翼)が完治の自宅を訪ねてくる。ある人を探して欲しいという依頼だった。個人の依頼は受けないと心に決めて生きてきた完治だったが、家族に見放され誰にも頼ることなく生きてきた敦子の存在は、ずっと止まったままだった完治の心の歯車を少しずつ動かしていく。敦子もまた完治との出会いによって、自分の生きる道を見出していくのだった。
そして、人生の終着駅だと思っていた釧路の街は未来へ旅立つ始発駅となり、2人それぞれの新しい人生が動き出そうとしていた。
本田は、覚醒剤事件の被告人として、完治が弁護を担当した椎名敦子を演じる。敦子が判決後、完治の前に突然現れたことで、孤独だったふたりは道東の秋を共に過ごすことになる。そのふれあいの中で、敦子の秘密が明らかになり、完治の背負った過去も露わになる。そしてふたりが敦子の捨てた故郷の漁村に向かうと、そこに待っていたものは……。
本田は共演者の佐藤浩市さんとともにインタビューに応じ、「撮影の期間はだいたい1カ月くらいだったのですが、すごく充実した日々でした。」とコメント。続けて、役柄を演じる上で気を付けたことを聞かれ、「敦子という女の子を演じたのですが、繊細な心の揺れ動きを意識しました。」と語った。
同作の上映は、10/31(土)12:30~TOHOシネマズ六本木ヒルズSCREEN2にて行われる。
(※鑑賞券の購入方法は、「第27回東京国際映画祭」公式サイトにてご確認ください)
なお、11/7(土)より全国公開!ぜひ劇場でお楽しみください!