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林遣都 映画「恋する寄生虫」女性限定試写会トークイベント!
同作は、新鋭作家・三秋縋さんの「恋する寄生虫」を原案に、孤独な2人が「虫」によって「恋」の病に落ちていく、臆病者たちの切なくも美しい“恋×虫”ラブストーリー。
運命か、偶然か、それとも虫の仕業か―――今までに味わったことのないような異色のラブストーリーが幕を開ける。
極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾(林遣都)。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじり(小松菜奈)と友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気づき共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが———。
上映前に行われたトークイベントにて林は、「本日はお越しいただき、ありがとうございます。生配信をご視聴の皆さん、映画が公開されましたら観に来てください。よろしくお願いします。この後、いろいろな企画があると伺っていますので、手短に(笑)。よろしくお願いします。」と挨拶。
この日は、映画でキーポイントとなる“クリスマスイブ”の約束にちなんで、ひと足早いクリスマスツリーが用意され、そのツリーは、映画に登場する寄生虫・フタゴムシをイメージしたオーナメントが装飾されており、「寄生虫なのですがとてもかわいい形をしていて、でも間近で寄生虫だと思って見ると住み家みたいになっていて。なにより今はたくさんの人とクリスマスツリーを共有しづらい時期だと思うので、皆さんと一緒にクリスマス気分を味わえてうれしいです。」と話した。
その後、映画公式Twitterで募集した一般の方からの悩みに答えるコーナーが行われた。“虫が苦手。どうしたら虫に恋することができるか?”というお悩みに、「虫に恋しなくてもいいとは思うのですが…。僕も虫は得意ではなくて、最近は命を感じることが大事と思うようになりました。見た目が嫌なものでも頭ごなしに拒絶するのではなく、“みんな生きているんだ”と感じて、蚊が止まっても“この血を吸って生きているんだ、生きなきゃいけないんだ”と思いながらそっと逃がします。」と回答した。
また、“人の前で話すと緊張して10分に1回は噛んでしまう。噛まないコツは?”という悩みには、「10分に1回だったら全然大丈夫です。僕なんて声が聞こえないとか言われますし。僕も意図していることがなかなか伝わりづらいことがあったりして、話すことに対して緊張してしまいます。無理せず周りを気にしすぎずに話して、それでも失敗したくないとかきちんと思いを伝えたいというときは事前に話すことを暗記して、徹夜してきても口が勝手に動くくらいにしておくといいと思います。僕もこういう舞台挨拶の場は準備していきます。」と答えた。
さらに、“幼馴染の同性の女の子がずっと好き。気持ちを伝えてしまったら友達にも戻れないかもと不安になる。このまま隠し通すべきか、思い切って気持ちを伝えるべきか?”という悩みに対し、「自分の本当の気持ちを話して関係が崩れるのではないかと思うことは、恋愛に限らずあると思います。自分でタイミングを見極めて、どうしても関係が崩れるのが悲しいことであるならば踏み出さなくていいと思います。勇気をもって伝えることによって、もしかしたらすごく傷ついてしまうかもしれませんが、それでも踏み出した自分を讃えてほしいです。勇気を出したことによって必ず何かが前に進むはずです。」とエールを送った。
最後のお悩みとして、“写真を撮られるのが苦手。自然な表情を出すコツは?”という相談が読み上げられ、「撮っていただく方がフランクだと自然体になれたりしますよね。僕も写真はいまだに苦手です。菜奈ちゃんと並んで撮ったものをチェックしたときに、自分が素人みたいって思いました。そんなことをスタイリストさんやメイクさんとお話しているのですが、本当に(小松は)いらないカットがなくて決まっているんです。」と小松を絶賛すると共に、「僕は顔に力が入って口をつぐんでしまうので、フッと軽く口を開けて閉じないようにしています。」と明かした。
そして最後に、「今日はお悩み相談をやらせていただき、僕も考えるところがあって、いい時間でした。誰にでも自分の嫌いな部分や、変だなと思われているのではないかなとか、あると思います。でもそこで自分を卑下したり、悲観的になるのではなく、自分を許してあげたり、たまには甘やかす時間をしっかり持って楽しく生きてください。この映画もそういったことが描かれていると思うので、観ていただいて少しでも力になったらと思います。まだ先ですが、よいクリスマスをお過ごしください。ありがとうございました。」とメッセージを送った。
映画「恋する寄生虫」は、11/12(金)全国ロードショー!
是非ご期待ください。