MOVIE
金井純一 監督作品・映画『マイ・ダディ』“父の日”完成報告イベント!
同作は、CCCグループのカルチュア・エンタテインメント株式会社と、株式会社蔦屋書店が主催し、これまでに、「嘘を愛する女」、「ブルーアワーにぶっ飛ばす」等、多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYACREATORS'PROGRAM(TCP)」の2016年準グランプリ受賞企画『ファインディング・ダディ』を、『マイ・ダディ』というタイトルで映画化した作品。
小さな教会の牧師・御堂一男(ムロツヨシさん)は、中学生になる一人娘のひかり(中田乃愛さん)とふたり暮らし。
一男は、優しくて、面白くて、お人好しで、誠実な人。8年前に最愛の妻を亡くしてから、“苦労がない”と言ったら嘘になるし、“すごく裕福”とも言えないけれど、娘とふたりで穏やかな日々を送っている。“牧師”というみんなから慕われる仕事もあって(儲からないけど…)、自分を頼りにしてくれる職場もあるし(バイトだけど…)、そして何より、可愛い娘が素直な子に育ってくれている(今はちょっぴり難しい年頃だけど…)。
だから一男は、 幸せだった。 娘が病に侵されるまでは・・・・・。
イベントに登壇した金井は、「今日はこうして無事に完成したことを報告することが出来て、この三人でこの場所に立てていることを嬉しく思います。短い時間ですが、よろしくお願いします。」と挨拶。
同作の主人公、御堂一男を演じたムロツヨシさんから、“飛行機の中で脚本を読んだときに一人で号泣した。脚本を読んでここまで泣いたのは初めてだった”というエピソードが明かされ、「飛行機の中で号泣していたことをいま初めて聞きました。脚本にはすごく力と時間をかけていて、役者を口説くには絶対に脚本しかないと思っていましたし、僕だけではなく共同脚本の方、プロデューサーの方も含めて何年間も毎日脚本のことを考えていたので、それがムロさんに伝わったということを聞いたときは痺れました。“泣いた”と聞けて嬉しいですし、今更ながら泣きそうです(笑)。」と語った。
また、現場でのムロさんの印象について、「とても優しい方で、スタッフ一人一人に気を配っていただきました。また、この映画は大変なシーンが多かったのですが、そういうときにムロさんは一人で役と向き合う時間を作り、必死に役と映画のことを考えて取り組んでくださって、僕としては代わりのきかない、たった一人の素敵な俳優さんだなと思いました。」と振り返った。
続いて、完成した作品をスクリーンで観た感想について、「今年の初めに、音楽も入っていないただ繋いだだけの映画を観たときに、泣いてしまって。速攻でムロさんに“この映画やばいです!”と連絡しました(笑)。そこから仕上げに入っていったのですが、この映画が凄いものになりそうだという手ごたえがありましたし、これは仕上げで失敗が出来ないというプレッシャーの中で全員が一丸となって仕上げていきました。最後の最後まで妥協せずに作った映画なので、スクリーンで観たときは感動しましたし、達成感というよりも早く皆さんに届けたいという気持ちのほうが強かったです。」と明かした。
そして最後に、「撮影が延期になったこともありましたが、そういった時期を経たからこそ、この映画が伝わる世の中になっているのかなと思います。ハンカチと替えのマスクを忘れずに、ぜひこの映画を観ていただければ嬉しいです。公開までよろしくお願いします。今日はありがとうございました。」とメッセージを送った。
映画『マイ・ダディ』は、9/23(木・祝)全国ロードショー!
ぜひご期待ください。
■公式サイト
https://mydaddy-movie.jp/