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坂井真紀 映画「銀河鉄道の父」完成披露舞台挨拶!
同作は、門井慶喜が大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた傑作にして、第158回
直木賞を受賞した「銀河鉄道の父」の映画化。日本のみならず世界中の“人の心”に生き続ける宮沢賢治さんの没後90年となる2023年、不安定で激動の時代に、人の心に生きる力を与えてくれる、映画史に残る一本が誕生する。
宮沢賢治の父・宮沢政次郎。父の代から富裕な質屋であり、長男である賢治は、本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は適当な理由をつけてはそれを拒む。
学校卒業後は、農業や人造宝石、宗教と我が道を行く賢治。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気を機に、賢治は筆を執るも―。
坂井は、政次郎の妻で、賢治の母・イチを演じる。
国民的作家である宮沢賢治を『実はダメ息子だった!』という大胆な視点で描く同作だが、母・イチを演じた坂井は、「『雨ニモマケズ』のストイックなイメージでしたが、すごく人間味があって、好奇心旺盛で、心の中にロック魂があるように感じて、それを知ってから作品を読むと、ロックな部分がいっぱいあるのを感じました」と作品を通じてイメージが大きく変わったよう。
役作りをする上で意識していたことについて聞かれると、「発する言葉に嘘があってはいけないので、方言はしっかり勉強しました。その時代の女性がどういうふうに家庭の中であったのかということを調べたりして、また撮影現場の中で皆さんとのやり取りの中で見つけられた部分も大きかったと思います。」と語った。
また、初共演となった役所広司さんと夫婦役を演じたことについては、「私も(菅田将暉さんと同じく)役所広司"狂"なので、なんとも光栄といいますか、幸せでした。」と話し、それを受け役所さんも”光栄です”と返し、会場は笑いに包まれた。
映画「銀河鉄道の父」は5/5(金・祝)より全国公開。
ぜひご期待ください!