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北川景子 映画「ファーストラヴ」初日舞台挨拶!
同作は、島本理生の“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンスミステリー小説「ファーストラヴ」の映画化。予測不能な結末と、『ファーストラヴ』というタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは2018年に発表されるや多くの話題を呼び、これまで数々の話題作が受賞してきた第159回直木賞を受賞。累計発行部数35万部を超えるベストセラーとなっている作品だ。
同作のメガホンをとるのは、数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦監督。北川と初タッグとなる同作では、過去の記憶と“心の傷”に苦悩する人間たちの心理を説得力もって描きつつ、独特の映像センスでエンターテイメント超大作として昇華する。
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。
「動機はそちらでみつけてください」容疑者・聖山環菜(芳根京子)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(北川)は、夫・我聞(窪塚洋介)の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが・・・。
北川は、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じている。
上映後に行なわれた舞台挨拶にて北川は、「この作品は一昨年撮影をしました。その後、皆さんと宣伝活動をしてきて、やっと今日お届けすることができました。皆さん、いかがでしたか?久しぶりにお客様の前で舞台挨拶をすることができて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。」と挨拶。
映画タイトルにちなんで、撮影中や宣伝活動中に“愛”を感じた、心が温かくなった瞬間は?という質問があがり、「たくさんの方に関わってくださって、たくさんの愛を感じました。つい最近のことなのですが、(木村)佳乃さんとよく連絡を取らせていただいていて、お電話をいただいた時に“景子ちゃん大丈夫?疲れてない?”って言ってくださったんです。その声がとても優しくて泣きそうになりました…というか、ちょっと泣いてしまいました。その電話の後、頑張ろうと思えて、優しいなと思いました。」と話すと木村さんが、“内緒にしていたのに。恥ずかしい”と照れ笑いを浮かべていた。
そして最後に、「宣伝活動で、“こういうところを観てください”とか“ここが見所です”という話しも細かくしてきましたが、今日幕が開いて作品が皆さんの手元に渡った今、私が思うのは、皆さんの観たいように観ていただいて、感じたいように感じて受け取っていただけたら、それ以上嬉しいことはないということ。この作品は、届かなかった愛や受け取れるはずだったのにもらえなかった愛、すれ違った愛など、いろいろな愛の物語だと思います。私がここにいる皆さんと作品を作ることができて、皆さんに支えていただきながら主演の作品をやらせていただけたことで、たくさんの愛をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんと一生懸命作った作品なので、たくさんの方に届いたらいいなと思います。皆さん、よろしければ何度でも劇場にいらしてください。本日は本当にありがとうございました。」と話し、舞台挨拶を締めくくった。
映画「ファーストラヴ」は、現在公開中。
ぜひご覧ください!
(敬称略)