STAGE
松雪泰子 舞台「藪原検校」取材会!
1973年のオープン以来、渋谷PARCO建替えまでの43年間、プロデュース公演の先駆けとして、様々な名作、話題作を送り出してきたPARCO劇場(オープン当時の名称は西武劇場)。同作は、「西武劇場オープニング記念・井上ひさしシリーズ」として1973年に初演された傑作舞台で、この縁深い作品を、新生PARCO劇場のオープニング・シリーズの一作として上演する。
これまで木村光一、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠たちが演出してきた同作を今回手がけるのは、気鋭の若手演出家・杉原邦生。スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』や、木下歌舞伎の数々の作品の演出を務めてきた杉原が、劇中歌もすべて刷新し、新生PARCO劇場で相貌も新たに甦らせる。
とある按摩・盲太夫が語る、稀代の悪党の一代記……。
江戸時代の中頃、日本三景の一つ・松島は塩釜の漁港に一人の男児が生まれた。
親の因果が子に報い……を地でいくこの子は、生まれた時から目が見えない。
盲目の身に生きる術を得るべく塩釜の座頭・琴の市に預けられ、もらった名前が杉の市。
父ゆずりの曲がった性根と母ゆずりの醜さ。
有難くもない天賦のためか、杉の市は殺しと欲にまみれた栄華への道を上り始める……。
松雪は、杉の市の愛人・お市を演じる。
取材会にて松雪は、「最後まで無事完走できること、そしてお客様の安全を祈りつつ、今回のカンパニーならではの「藪原検校」が生まれている感じがしますので、稽古場で重ねたことを信じてしっかりと務めたいと思っています。」と話した。
PARCO劇場オープニング・シリーズ「藪原検校」は、2/10(水)~3/7(日)【東京】PARCO劇場、3/9(火)・10(水)【愛知】日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、3/13(土)・14(日)【石川】こまつ芸術劇場 うらら、3/18(木)~21(日)【京都】京都芸術劇場 春秋座にて上演。
ぜひご覧ください!
(敬称略)