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北村匠海 「第33回東京国際映画祭」オープニングセレモニーに登壇!

北村匠海出演映画「劇場版 アンダードッグ」が、「第33回東京国際映画祭」TOKYOプレミア2020部門(※)に選出され、10/31(土)東京国際フォーラムにて行われたオープニングセレモニーに北村が登壇した。

「東京国際映画祭」(以下TIFF)は、日本で唯一の国際映画製作連盟公認の国際映画祭。1985年、日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生し、日本およびアジアの映画産業、文化振興に大きな足跡を残し、アジア最大級の映画祭へと成長。いまや最も熱気溢れるアジア映画の最大の拠点である東京に、世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場を提供する。

第33回を迎える今年は10/31(土)~11/9(月)まで開催。六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場、東京国際フォーラムほか、都内の各劇場及び施設・ホールで様々な企画・イベントが行われる。

同映画祭のオープニング作品、「劇場版 アンダードッグ」は、監督・武正晴さん、脚本・足立紳さんをはじめとする映画「百円の恋」の製作陣が、再びボクシングを題材に不屈のルーザーたちへ捧げる挽歌ともいえる作品。過去のささやかな栄光が忘れられず、〝咬ませ犬〟になり果て、今もボクシングにしがみつくことしかできない主人公を中心に、人生から見放された3人の男たちのドラマを描く。

一度は手にしかけたチャンピオンへの道……そこからはずれた今も〝かませ犬(=アンダードッグ)〟としてリングに上がり、ボクシングにしがみつく日々をおくる崖っぷちボクサー・末永晃(森山未來)。幼い息子・太郎には父親としての背中すら見せてやることができず“かませ犬”から“負け犬”に。一抹のプライドも粉砕され、どん底を這いずる“夢みる”燃えカスとなった男は、宿命的な出会いを果たす。一人は、“夢あふれる”若き天才ボクサー・大村龍太(北村匠海)。児童養護施設で晃と出会いボクシングに目覚めるが、過去に起こした事件によってボクサーとして期待された将来に暗い影を落とす。もう一人は、夢も笑いも半人前な“夢さがす”芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)。大物俳優の二世タレントで、芸人としても鳴かず飛ばずの宮木は、自らの存在を証明するかのようにボクシングに挑む。三者三様の理由を持つ男たちが再起という名のリングに立つとき、飛び散るのは汗か、血か、涙か。

オープニングセレモニーにて北村は、「本日はありがとうございます。数年ぶりに名誉ある映画祭に来させていただきました。「アンダードッグ」がオープニング作品に選ばれたことを光栄に思っています。」とコメント。

作品のオファーを受けた時のことを、「格闘技をやったことが人生で一度もなく、ただ見るのは大好きだったので、ボクシングの話と聞いた時、ぜひ挑戦したいと思いました。武監督であることや、森山さん、勝地さんと一緒にリングに上がれる機会を逃すまいと、食らいついていきました。」と振り返った。

ボクサーの役を演じるにあたり、「最初はウエイトや筋トレで体を作るほうに考えがちだったのですが、とにかくボクシングで落とそうという意識に変わって、家に帰ってもシャドーをしたり、ボクシング映画を観るというよりはリアルなボクシングの試合を見ました。龍太のように若くして天才で、試合をしながら踊るような選手がいるんです。そういう選手の試合を見て、インスピレーションを受けながら理想の体に近づけていきました。また、試合のシーンの前日には、ボクサーの方と同じ食生活や体を追い込むトレーニングを実際にやりまして、僕たち3人、常にギリギリな顔で闘っていました。」と話した。

同作で武組に初参加となったが、「監督は、誰よりも主役だった感じはありました(笑)。とにかく映画に魅了されている方なんだと、現場でいろいろなお話しをしている中で思いました。監督から“こういうのを映画にしたいんだ”というエピソードを聞いた時に、(映画に)憑りつかれているんじゃないかって。それくらい、いろいろな面白いお話だったり、自分にとって糧になるようなお話もしていただきました。直接的な言葉ではなく、現場の中心にいる監督の姿を見て、役者として鼓舞されましたし、立ち上がろうという力をいただきました。」と語った。

撮影は今年の1月から2月にかけて敢行。クライマックスともいえる晃と龍太の一戦が行われたのはボクシングの聖地・後楽園ホールを貸し切り、日本がコロナ禍に突入する直前の奇跡的なタイミングだった。北村は、「その頃は、この1年がこのようなことになるとは思ってもいませんでした。たくさんのエキストラの方が集まってくださって、実際にエキストラの方々の歓声を浴びながら、試合で一対一で対峙する感覚を生で味わいました。とても貴重な体験をこの映画の中でさせていただきました。」と撮影を振り返った。

そして最後に、「「アンダードッグ」に参加できたことと、東京国際映画祭という素敵な場所に、しかもオープニング作品に選んでいただいてここに立てていることを光栄に思います。【前編】【後編】ありますが、長いようで短く感じるとてもスピード感のある、そしてパンチの痛みや音を生で感じられる映画だと思います。男たち3人が這いつくばって立ち上がる姿をぜひ観てください。お願いします。」とメッセージを送った。

同作の上映は、10/31(土)17:30よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7にて、11/2(月)17:00よりEXシアター六本木にて行われる。

同作は劇場版と配信版が製作され、【前編】【後編】からなる劇場版は3人の男たちのドラマを中心に描かれる。そして、【全8話】からなる配信版は、3人の男たちと彼らをとりまく登場人物の群像劇に。どちらかにしかない映像もあり、どちらを先にみても、両方みても楽しめる構成となっている。
劇場版「アンダードッグ」【前編】【後編】は、11/27(金)よりホワイトシネクイント他にて全国公開。そして、配信版「アンダードッグ」は、ABEMAプレミアムにて来年1/1より配信開始。
ぜひご期待ください!

◆「第33回東京国際映画祭」公式サイト
https://2020.tiff-jp.net/ja/

※TOKYOプレミア2020部門
ワールド・プレミアやアジアン・プレミアの作品を中心に、内外の個性豊かな監督による新作の披露を観客と共に祝福するショーケース部門。日本、アジア、欧米といった地域のバランスは保ちながら、従来のコンペ3部門の選定視点も残し、32本のプログラムを予定。全体のラインナップとしては、全作品が監督のキャリアに関わらずフラットに並び、世界から集まった映画の多様性が持つ面白さを観客に味わってもらうことを目的とする。

(敬称略)
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