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濱田岳 映画「喜劇 愛妻物語」公開直前イベント!

濱田岳主演映画「喜劇 愛妻物語」の公開直前イベントが9/3(木)スペースFS汐留で行われ、監督・キャストと共に濱田が出演した。

同作は、『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた足立紳さんが、 自身の夫婦生活を赤裸々に綴った自伝的小説を自ら監督・脚本を務めて映画化した作品。
いつまで経っても売れる見込みがない、年収50万円の脚本家の豪太と、そんな情けない夫に絶望している酒好きの妻チカ。結婚10年目にして倦怠期の真っ只中にいるセックスレス夫婦の痛快な愛憎劇が描かれる。

濱田は同作の主人公で、稼ぎがほぼゼロで家に居場所もないのに、隙あればセックスに持ち込もうと奮闘するダメ夫・豪太を演じる。

イベントにて濱田は、「撮影をしている時は今日のような会が開けるとは思ってもいませんでしたし、(「東京国際映画祭」で)六本木ヒルズのスクリーン7で上映されるなんていうことも全く想像していませんでした。大きな制作会社の大作しか流れないスクリーンだと思っていましたので。僕たちの貧乏映画が流れるとは全く思っていなく(笑)、今も大変な中ですがこのような会に集まっていただきまして本当にありがとうございます。今日はよろしくお願いします。」とユーモアたっぷりに挨拶。

豪太に共感する部分があるかを聞かれ、「最初にお話をいただいた時は、“うわっ、やりたくないな”と思いました(笑)。ただ、足立さんの脚本力は映画界の誰もが認めていて、脚本は一冊の書籍のような面白さがありました。そして、キーマンの鬼嫁と呼ばれる女性を演じるのが水川(あさみ)さんだと聞き、俳優業をやっていてこんなにもやりたい映画はないと思って、チャレンジしました。撮影で(チカに)“おはようございます、お疲れ様でした”以外は怒鳴られていたので、もっとくさくさした気持ちで毎日の撮影を送るのかと思っていました。でも案外そうではなく、豪太の謎の余裕や図太さと僕自身の図太さが徐々にシンクロして、“昨日の罵声よりも今日の方がパワーアップしてる”とか“そっちの方角からのパンチね”とか、上から目線で罵倒を見ている自分がいました。幸か不幸かそういった部分はシンクロしたと思います。」と話した。

また、妻・チカを演じた水川さんについて、「水川さんとは10年以上前にカップルの役で共演したのですが、その時の心地よさは感覚として忘れるものではなく、初日に水川さんから罵声を浴びせられて、自分の台本を読んでの想像力の乏しさを反省するというか、“ヤバい、すごい怒るじゃん、思っていたより汚く言ってくるじゃん”って。その驚きが明日への活力や楽しみに変わっていって、奥さん役が水川さんで良かったです。」と話すと会場から笑いが起こった。

さらに、娘・アキを演じた新津ちせさんについては、「この作品の家族感は、ちせちゃんが作ってくれたもの。カメラの前以外でも僕たちのことを“ママ、パパ”と呼んでくれて、それをずっと呼び続けてくれるから、錯覚して家族で旅をしているという気持ちにさせてくれました。映画を観る方によっては“子供の前で”と思われるかもしれません。でもそれはちせちゃんが反面教師にしてすくすくと育ったアキの役柄を理解して演じてくれたからこそで、僕たちのやりとりが笑えるものになりました。ちせちゃんのおかげです。」と絶賛した。

劇中の自宅シーンは足立監督の自宅で撮影がされたそうで、「監督と奥様の夫婦としてのやりとりを遠巻きに見ていると、もしかしたら(チカのような)要素はあるのではないかと匂う瞬間はありましたが、肝っ玉母ちゃんという言葉が合うような、監督のこの感じを支えている懐の深い女性だろうなと想像できる素敵な奥様でした。」と振り返った。

その後、豪太とチカの夫婦の形をどう思ったか?と聞かれ、「やり合ってはいるけれど今にも役所に行って離婚届を出すような二人には見えないというか、トムとジェリーの関係にも見えなくもないというか。ダメすぎる豪太を演じた僕が言えることはそんなにないのですが、豪太ならこう言うなっていうのが1つあって、“なんなら先に惚れたのはチカちゃんでしょ”って言いそうだなって思っています。」と自論を展開した。

そして最後に、「喜劇と銘打った以上、どなたが観ても笑っていただける作品になっていると思います。ご近所の家庭をのぞき見しているような、ちょっとした背徳感もある。笑ってバカにしていただければ、豪太とチカちゃんもきれいに昇華できると思います。また、子供が大人を親にしてくれることを表している作品でもあります。
お察しの通り、監督はこれ以上のネタをごまんと持っているので、皆様の力をお借りしまして2作、3作と続けられたらと思っています。“毎年恒例、「喜劇 愛妻物語」が今年も帰ってきた!”って、お客様をイライラさせるのが目標です(笑)。」と話し、イベントを締めくくった

映画「喜劇 愛妻物語」は、9/11(金)公開。
ぜひ劇場でご覧ください!

【ストーリー】
売れない脚本家・豪太(濱田)と、その妻のチカ(水川あさみさん)。二人は、結婚10年目の絵に描いたような倦怠期の夫婦で、娘のアキ(新津ちせさん)と3人暮らし。豪太は妻のご機嫌をとろうと試みる日々だが、冷め切ったチカは、ろくに稼ぎがない豪太を見下し、いつも暴言を吐いている。
ある日、映画プロデューサーの代々木から、以前豪太が考えていた企画のひとつ、四国に実在する『ものすごい速さでうどんを打つ女子高生』の話を脚本にしてみないか?と依頼が。…とは言え、実現の保証もなければ、取材の渡航費も出ないという話だった。しかし、豪太はこのチャンスを物にすべく、そして、あわよくば旅行を通して妻のご機嫌を取るべく…妻をなんとか説得し、アキと三人で香川県に取材旅行へと向かう。
チカによる徹底的な節約計画の下、取材先のうどん女子高生の家へとたどり着く3人。しかし、そこで発覚したのはすでに『ものすごい速さでうどんを打つ女子高生』をテーマにした映画が、別の者たちの手によって決定しているという事実であった……。旅に出た早々に目的を失ってしまった3人だが、4泊5日の旅は続く。果たして、豪太は妻との仲を取り戻すことができるのか? そして、この家族に幸せは訪れるのであろうか……?!
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