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山田孝之 主演映画「ステップ」完成記念トークショー!

山田孝之主演映画「ステップ」の完成記念トークショーが、3/5(木)都内で行われた。

同作は、『とんび』『流星ワゴン』など大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた作家・重松清氏による同名小説が原作。30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一とその娘・美紀が、周囲との交流を通して成長していく姿を描いた感動作だ。

山田が演じる健一は、亡き妻への想いから男手1つで娘を育てることを決断し、10年間歩み続ける役どころ。

イベントに登場した山田は、「どうも山田です。今日の試写会を楽しみにしていらっしゃった方もいる中で、残念ながらできなかったのですが、そんな方々のためにも、いつもの8倍の元気でお送りしております。存分に楽しんでください。」と挨拶。

健一という等身大の役を演じるにあたって、「20年間近く演技をし続けていますが、今回はついに素の山田を出しました。20代の頃はエキセントリックなことを色々とやってきてキャラの限界を感じてきたので、そろそろ柔軟剤のCMとかをとりにいかなきゃいけないということで今回のオファーを受けさせていただきました。」と話し、笑いを誘った。

初めて脚本を読んだ時の感想を問われると、「妻を失って娘を育てるというのは経験した事がないことなので、そういう立場になったらどういう感じになるのだろうと…。(監督を務めた)飯塚健さんとは過去2作品一緒にやっていますが、笑い要素のある作品だったので、そうではない話を飯塚さんと作ったらどんな映画、現場になるのだろうというのにも興味があって、その2つが大きな理由でやることを決めました。」と語った。

同作のストーリーにちなんで、この10年間でステップアップしたことを発表する一幕では、「考えたんですけど、本当に出てこなくて…。(MCの伊藤)さとりさん、僕のことを10年ぐらい見ていると思うので、何かありますか?」と助け舟を要求。MCの「プロデューサーもやられて、監督もやられて、映画を愛してらっしゃるのだなと思います。」というコメントを受けて、「ここ10年間でステップアップしたことは、プロデューサーや映画監督をやりだしたことが、個人的にはステップアップかなと思います。」と改めて発表し、会場からは笑いが起こっていた。

最後に、「健一はシングルファーザーという設定ではあるのですが、健一1人だけではなく、家族や同僚、健一が出会っていく多くの人に救われながら生きていく人生の話なので、観る人の性別や職業は関係なく、誰でも観られて、どこかしら刺さるところがあると思います。この映画の中で成長を描いているように、自分が成長していったり、環境が変わっていったら、また見え方が変わってくる作品だと思うので、公開してからもそうですし、5年後10年後とこの作品を大事にしていただけたらなと思います。素の山田が見られます。」とメッセージを送り、締めくくった。

映画「ステップ」は、2020/4/3(金)より全国ロードショー。
ぜひご期待ください。

【ストーリー】
健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2 歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。
結婚 3 年目、30 歳という若さで突然妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日が始まった。そんな姿を見て、義理の父母が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる妻と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。美紀の保育園から小学校卒業までの 10 年間。様々な壁にぶつかりながらも、前を向いてゆっくりと<家族>への階段を上る。泣いて笑って、少しずつ前へ。
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