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窪田正孝 映画「ファンシー」公開記念舞台挨拶!

窪田正孝出演映画「ファンシー」が2/7(金)公開初日を迎え、翌8日(土)に行なわれた舞台挨拶に窪田が登壇した。

同作は、鬼才、山本直樹の異色の短編漫画『ファンシー』の実写映画化。同作が長編デビューとなる廣田正興監督が約20年間の構想期間を経て、原作にオリジナル要素を大幅に付け加え、現実とファンタジーの狭間を揺らめく男女3人の関係性をスリリングに映した。

とある地方の寂れた温泉街。時が止まったように昭和の面影を色濃く残すこの町で彫師稼業を営む鷹巣明(永瀬正敏)は、昼間は郵便配達員として働き、町外れの白い家に住む若き詩人にファンレターを届けている。一日中サングラスをかけている謎めいた鷹巣と、ペンギン(窪田)と呼ばれる浮世離れしたポエム作家はなぜかウマが合い、毎日たわいない雑談を交わしていた。そんなある日、ペンギンのもとに彼の熱狂的なファンである月夜の星(小西桜子)という女子が「妻になりたい」と押しかけてくる。折しも地元の町では、ヤクザの抗争など血生臭い出来事が続発。やがてニヒルで粗暴な鷹巣、ロマンティストで性的不能のペンギン、少女のように夢見がちな月夜の星が陥った奇妙な三角関係は、激しく危うげに捻れていくのだった……。

窪田は、主人公の彫師・鷹巣明の唯一の友人で、鷹巣との友情を言葉や態度に表さない寡黙な人気ポエム作家、ペンギンを演じている。

上映前に行なわれた舞台挨拶にて窪田は、「ペンギン役をやらせていただきました窪田です(笑)。監督の指導のもと、ファンタジーな世界に溶け込めて貴重な体験をさせていただきました。今日はよろしくお願いします。」と挨拶。

窪田演じるペンギンは原作では動物のペンギンという設定。出演にあたり、「この企画のお話をいただいた時にペンギンと書いてあって、原作を読んでも(動物の)ペンギンしかいなかったので、“これは特殊メイクかな?”と思ったのですが、このままでと言われました。監督は低姿勢でお話をされる方なので、僕もどんどん下に行って、ふたりとも地面に顔がついてしまいそうになりながら(笑)、“監督の意向に寄り添っていきたいです”“いやいや、ご自由にやってください”といったお話をしたのが記憶に残っています。」と身振りを交えて話すと会場から笑いが起こった。

その後、ペンギンを演じるにあたりリサーチしたことを聞かれ、「リサーチですか…原作にもありますが、とにかく冷やす。家が冷えていたからか分かりませんが、撮影中に体調を崩してしまって。体調を崩しやすい役だったので、リンクしたのか僕がダメだったのか、撮影を一瞬止めてしまったこともありました。その時はすみませんでした。」と振り返った。

主人公・鷹巣明演じる永瀬さんとの共演を、「背筋の伸びる思いでした。緊張もありましたが、それを感じさせないように現場でつとめてくださいました。」と話すとと共に、16~17年前に廣田監督が商業映画を撮るのであれば「ファンシー」を撮りたい、その時は出演してくださいと永瀬さんに言っていたことについても触れ、「何よりも永瀬さんと監督の関係性にほっこりして、そこに携われたことが嬉しかったです。役者と監督の絆みたいなものが映像に詰まっている気がして、それはおふたりの長いお付き合いがあったからなのかなと思って観させていただきました。」と語った。

また、小西さんについては、「真っ直ぐさが誰にも負けていなかった。キャリアを積めば積むほど初々しさや真っ直ぐさは欠落していくように思います。一緒に演じていて救われたというか、知らない間にいろいろなものが肌に染みついていたりするのかなと。それもその人の色にはなっていくのですが、何者でもない透明な桜子ちゃんの心がそのまま役に浸透していて、真正面で受けた時に“汚れているのか、ダメだ”って思いました。」と話し、会場の笑いを誘った。

戸倉上山田温泉での撮影を、「温泉に毎朝毎晩つかって、温泉気分を味あわせていただきました。そしてランチでお肉屋さんに行ったり、皆さんが大変な撮影をしている時に普通に街を堪能していました。すみません。」と話した。

さらに、自身の出演シーンで注目してほしいところを聞かれた窪田はある食べ物を食べるシーンをあげ、「ペンギンなので食べるものにこだわりがあります。あれってあんなに冷やして食べるものなのかと。あの食べ方は初めてでした。アイスを食べているみたいで冷たかったです。」と答えた。

そして最後に、「現実とファンタジーの線引きがとても面白い映画です。おふたり(永瀬さんと小西さん)のシーンは作品の象徴と言っても過言ではないと思います。ぜひ楽しんで観てください。今日はありがとうございました。」とメッセージを送った。

映画「ファンシー」は絶賛公開中。
ぜひ劇場でご覧ください!
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