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市原隼人 映画「喝風太郎!!」完成披露上映会!
同作は、「サラリーマン金太郎」「俺の空」などの人気漫画家・本宮ひろ志さんの伝説の漫画「喝 風太郎!!」の映画化。
主人公は、長年の修行を終え、ボロボロの袈裟に身を包み町へ降り立った僧・風太郎。大酒を食らい、大の女好き、破天荒で非常識、かつ自由勝手で横暴なこの男に、出会う人はみな振り回されるが、彼らは思いのまま生きる風太郎にいつしか心が解きほぐれていくという“修行エンタテインメント”ストーリーとなっている。
上映前に行われた舞台挨拶にて市原は、「本日は会場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。この作品で本当にいろいろなことを学ばせていただきました。死に向かっていく時代が終わり、死を迎える、死期をただ待つ時代になってきていますが、その中でいろいろな意味や文化が薄くなっていき、個々の存在意義に迷いが出て、本当に自分は必要なのかと迷ってしまうときがあるかもしれませんが、皆さんが生きていることで、ただそれだけで幸せになれる方がたくさんいるということを改めてこの作品を通して感じさせていただきました。」とコメント。
主人公・風太郎を演じた感想を、「まず般若心経など覚えることがいろいろあり、その言葉の裏側にしっかりひとつひとつ意味があって、改めて日本に生まれて良かったと思う作品。風太郎は出家してからずっとお寺にいて、(物語は)お寺から出たあとの話になるのですが、自分もずっと芝居しかやってこなかったので通じるようなところがある気がして、そこに少し感情移入できました。」と語った。
また、風太郎の出で立ちについて、「柴田啓祐監督と、“どうしますか?どこまでいきますか?”と話しながら結局こうなりました(笑)。風太郎が一生懸命やっているさまが滑稽でもあるのですが、そこも笑っていただけたら嬉しいです。」と笑顔を見せた。
劇中では『喝!』というセリフが出てくるが、「喝」という気合の入る言葉にちなんで自身に「気合」を入れたいことを発表することになり、市原は、「連絡を返すのが本当に遅いんですよ(笑)。やりたいことや、やることも多くて、連絡を返している途中で“あれどうなったかな?”とか、写真を撮るのが趣味なのでそれを整理し始めたり、芝居がこうで作品がこれで、家のことでこれをやらないといけないと思っていたら結局連絡を返していなくて、地元の友達に怒られるのでしっかりしようと思います(笑)。」と告白。キャスト陣から“何日くらい返していないんですか?”と聞かれ、「新年からメールを返していないですね(笑)。今日返します。」と話した。
そして最後に、「「喝風太郎!!」という作品は本当にすごい着目点があると思っています。いろいろな目線から見てみると、どのように世の中が回っているのかということも深堀していくと見えてくるんです。そしてそれ以上に、セリフの中にあるように、生きていればいろいろなことがあると思いますが、結局は生きていくしかないという言葉が身に染みています。生きていれば必ず嬉しいことがあると自分は信じていますし、それが叶う世の中であってほしいです。人と人との絆をつなぐような作品になることを心から願っています。本日はありがとうございました。」とメッセージを送った。
映画「喝風太郎!!」は、11/1(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国順次公開!
ぜひご期待ください。
【ストーリー】
山奥の寺から長年の修行を終え、みすぼらしい袈裟に身を包み町へ降り立った僧・風太郎(市原隼人)。大酒を食らい、大の女好き、破天荒で非常識、かつ自由勝手で横暴な風太郎に、出会う人はみな振り回されていく。カモを見つけては、幸運のお守りを売りつけ詐欺まがいのことをしている健司(藤田冨)は、風太郎に取り入って金儲けを企むことに。
家庭でも会社でも虐げられ居場所を失くしてしまった社畜サラリーマンの末吉(近藤芳正)は、家族と上司に復讐するために、風太郎にある将来の計画を聞いてもらう。ネット依存症の自称インフルエンサーの詩織(工藤綾乃)は、風太郎の周りで起こる揉め事を撮影し、再生回数を稼いで自分の存在価値を高めようと企んでいる。最初はそれぞれの事情で、風太郎を利用しようとしていたが、思いのまま生きる彼といることで、心が解きほぐされていく―。
そんな中、風太郎たちは、ホームレスのためにボランティアで炊き出しの活動を熱心にする美しく心優しい麻季(鶴田真由)と出会う。だが、麻季には裏の顔があり、とんでもない事態に巻き込まれていく―。
(敬称略)