北村匠海出演、スペシャルドラマ「ＦＬＹ！ ＢＯＹＳ，ＦＬＹ！僕たち、CAはじめました」の制作発表会見が9/10（火）都内で行われ、キャストと共に北村が出席した。

同作は、航空会社のキャビンアテンダント（CA)を目指し訓練生となった主人公・朝川千空が、同僚たちと共にさまざまな訓練を通じ、成長していく物語。
それぞれ志望理由や思いはバラバラでCAに憧れ応募したが、彼らを待っていたのは厳しい“女性社会”の中でしごかれる恐怖の訓練の日々だった。これまで、接客もしたことなければ、きちんと謝ったこともない、知識や技術もまだまだの彼らだが、そんなことはお客様には関係ない。それぞれが一番大切な“お客様への愛”を学び、一人前に成長し、“心をつなぐおもてなし”と“命の安全“に挑んでいく！

北村は、元モデルのCA訓練生・早乙女薫を演じる。基本的な能力は高く、何でもそつなくこなすが努力することを嫌い、「こんなもんでしょ」と見切りをつけてしまう典型的な『さとり世代』的思考の持ち主。千空の姿勢を当初は小馬鹿にするが…。

会見にて北村は、「この夏、本当に素敵な作品、メンバー、そして早乙女薫という自分と共通点が多い役に出会えたことを嬉しく思っています。最後までよろしくお願いします。」と挨拶。

飛行機にまつわる作品にちなみ、休みの日に飛行機でどこでも行っていいと言われたらどこへ行きたいか？という質問があがり、「フィンランドです。18歳のときからサウナが好きで、フィンランドはサウナ大国なのでぜひ一度行ってみたいです。サウナからあがって雪山にダイブしたいです。」と話した。

さらに、タイトルにちなんで“最近はじめたこと”を発表することになり、「家でスパイスカレー作りをはじめました。スパイスを配合するところからやっています。周りの役者仲間や音楽をやっている友達がみんなカレーを作っていて、その友達が“うちのカレー本当にうまいよ”と自分のカレー自慢をしてくるんです（笑）。僕も“僕が作るカレーめっちゃうまいから”と言いたいがためにはじめました（笑）。」と明かした。

その後に行われた囲み取材で、男性のキャビンアテンダントを演じて感じたことを聞かれ、「男性のキャビンアテンダントが搭乗されている飛行機に乗ったことがなかったので、こんな世界があるんだと思いました。」とコメント。キャビンアテンダントは女性の世界というイメージだったと話し、「その世界に果敢に挑んでいく男性4人の力強さや、何度折れても立ち直ってまた4人で立ち向かっていく姿がこのドラマでは描かれています。僕自身、その中心にいる千空がみんなを引っ張っていってくれる姿に、チャレンジすることで何かにつながったり、違う未来に変わっていったりすることを教えられました。今後飛行機に乗ったときに男性のキャビンアテンダントの方がいたとしたら、親近感がわきそうですごく楽しみです。」と笑顔を見せた。

また、演じた役柄に共感した点について、「薫は何でもこなせてしまうがゆえに、自分の中に光るものを持っていないというコンプレックスがあります。そういった自分の中で得意なものやこれには自信があるということがないところが自分とすごくつながっていて、お芝居のほかに音楽もやっていて趣味もいろいろあるのですが、これで勝負できるというものがまだ自分では正直よく分からないというところが薫と似ているなと感じました。いまはSNSやいろいろなことに目を向けられる時代なので、僕たちのような世代は様々なことに挑戦できるがゆえに、自分の中でこれが一番というものが見つけられないこということがあると思うんです。その中で、このドラマでは千空に突き動かされながら、キャビンクルーという自分の中で一番光るものを見つけていく薫の姿が描かれているので、僕みたいな人間の背中も押せるような、自分の中で何かひとつ武器になるようなものが必ずあるんだよということを薫として体現できれば良いなと思っています。このドラマに出会って自分を見つめ直すきっかけにもなりました。」と持論を交えて語った。

最後に、主人公・朝川千空を演じる永瀬廉さんから、北村とのシーンを撮影したときに、“お芝居の話や、おすすめの映画を聞いたりした”というエピソードが明かされ、「年もそんなに変わらないのに、そうやって聞いてきてくれる永瀬君に僕なりのおすすめを教えたりしました。すごく前向きでお芝居に対して真摯な姿にみんな引っ張ってもらいました。」と振り返った。

スペシャルドラマ「ＦＬＹ！ ＢＯＹＳ，ＦＬＹ！僕たち、CAはじめました」は、カンテレ・フジテレビ系にて9/24（火）21：00～放送。
ぜひご期待ください！