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青木崇高 映画「旅のおわり世界のはじまり」スペシャル映像上映付きトークイベント!

青木崇高が6/21(金)テアトル新宿で行われた映画「旅のおわり世界のはじまり」スペシャル映像上映付きトークイベントに、加瀬亮さんと共に出演した。

国内外で圧倒的評価と人気を誇る黒沢清監督が、シルクロードを舞台に描いた映画「旅のおわり世界のはじまり」。ウズベキスタンで全編ロケ撮影された同作は、観客も一緒に異郷を旅しているようなシルクロードの美しい風景の中で描かれる旅の物語で、“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーターの主人公(前田敦子さん)が、番組のクルー((加瀬亮さん、染谷将太さん、柄本時生さん)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿が描かれている。

約1ヶ月間に及ぶウズベキスタンでの撮影中に、青木は加瀬さんとのメールでのやりとりをきっかけに、ウズベキスタンまで弾丸ツアーを敢行。
この日は、旅行経緯と道中の軌跡を青木が独自で撮影・編集したスペシャル映像を鑑賞しながらのトークイベントが行われた。

映画「旅のおわり世界のはじまり」上映後に登壇した青木は、「本編には1ミリたりとも出ていませんが、ウズベキスタンまで行ってしまいました(笑)。立ち見の方もいらっしゃって、ありがとうございます。」と挨拶。

今日のイベントを行うことになった経緯を、「プロデューサーの方に、“旅の記録があるので宣伝とかで使われるのはいかがですか?”と言ったところ、ウエルカムな返事が返ってきたので“頑張って編集します”となり、この日を迎えることになりました。」と話すと共に、撮影当初は、「どこに出すかも考えていなくて、ただ行った道中を撮っていただけ。なので、今日みたいな日を迎えられるのは奇跡に近いことです。」と感慨深い様子で語った。

加瀬さんとは映画『婚前特急』(2011)で共演し、その後、マーティン・スコセッシ監督作品『沈黙 -サイレンス-』(2016)の台湾撮影で交流を深めていったそうで、「その後も、ご飯に連れて行っていただいたり、映画の話をしたりしています。」とコメントした。

そして、『あおきむねたかのウズベキスタンまでちょっと会いに。』と題したスペシャル映像の上映前に、「“なるようになれ”です(笑)。気楽に観ていただけたら嬉しいです。」とメッセージを送り、加瀬さん、青木も来場者と一緒に鑑賞した。

上映が終了し、「いかがでしたでしょうか。まず謝らないといけないのが、(携帯を)縦にして撮っていたこと。編集することを考えていなかったので…。」と話すと、映像中に青木のリポートがかなり含まていたことから加瀬さんより“誰に向って話してたの?”とツッコミが…。すると、「そうですよね。今日のこの日を想定しているなら分かりますよね。旅をしながら“いい旅ですよね”とか画面に向ってレポーター気分でしゃべっているのは結構気持ち悪いなと思いました(笑)。」と話し、会場の笑いを誘っていた。

映像はソウル経由でウズベキスタンに入り、ホテルに行くタクシーの中で加瀬さんとメールのやり取りをする様子からスタートする。その時のことを振り返り、「ホテルに到着したらホテルの入り口の石段に座っている3人(加瀬さん、前田さん、柄本さん)がいて、笑っていたのが嬉しかったです。」と話した。

また、現地に向かう前日に大河ドラマ「西郷どん」の撮影を行っていた模様も映像にあり、「1週間くらい前まで撮影の日は雨だったんです。あの日天気予報通り雨になっていたら、翌日の撮影になってしまうのでこの旅はなかった。ここしかないっていう日程でした。」とかなりの弾丸旅行だったことを明かした。

さらに、ブハラである男性と出会い、ワインやラクダのミルクなどをご馳走になる一幕もあり、加瀬さんから“知り合った人の家に上がりこむところは似ている”と言われ、「中庭にあるお茶場に行った時に一応周りを見て、何かあれば屋根づたいに逃げれるとかは考えました。語弊のないように言っておくと、子供が出てきた時点で襲われることはないだろうと。子供も鳩もいて、それって平和の象徴ですし(笑)。本当に友好的な方でした。改めて映像を観て感動したことなんですけど、あの人にとってこういうことって普通なことなのかなって。別れてからスーっと家に入っていったじゃないですか。迎え入れてくれて、少ししゃべって“じゃあ、さよなら”って日常に帰っていく。自分はウズベキスタンの思い出としてあの人良かったなというのがありますが、おそらくあの方はあんな感じで毎日を過ごしていて、そこにウズベキスタンの懐の深さを感じました。」と現地の人の出会いを通して感じた思いを語った。

また、「ウズベキスタンの旅に行ったことを周りに話すと“なんで?映画に出てないんでしょ?”って言われるんです。全くその通りなんですけど、そんなに難しく考えることではなく、ただ会いたい人に会いに行く。それだけのことで、そうやって広がっていくのも面白いなって思っています。もしまたウズベキスタンに行ったら、あの人のところに行くかもしれませんし、行くまでに面白い出会いがあるかもしれませんし。そんな感じでのらりくらりやっていきたい。」と話すと加瀬さんが“このフットワークの軽さが好き。そのうち旅番組を持ちたいんでしょ?”と笑いも交えて話していた。

そして最後に、「やってみると編集はすごく大変で、普段カメラの前に立っていますが、撮影が終わったら“お疲れ様でした!”って終了するわけで、でも監督やスタッフの皆さんは本当に大変なんだなと思いました。貴重な経験でした。上映するのも自分の人生の中であるかないかだと思いますので、死ぬまでにやりたいTodoリストにチェックがつきました。映画があってこそのこの映像。ぜひ映画もよろしくお願いします。本当にありがとうございました。」と締めくくった。
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