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窪田正孝 舞台「唐版 風の又三郎」公開ゲネプロ&取材会!

窪田正孝W主演舞台、Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019「唐版 風の又三郎」の公開ゲネプロ&取材会が、2/7(木)Bunkamura シアターコクーンで行われ、窪田が出席した。

同作は、1974年状況劇場公演として初演、宮沢賢治の「風の又三郎」にギリシャ神話、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」、さらに初演の前年(1973年)に起った自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などをつきまぜながら誕生した、唐十郎による民衆の「神話」ともいえる作品。不忍池の水上音楽堂や夢の島に張られた紅テントなどでの上演では当日券を求め5時間並ぶことも厭わない観客の熱狂ぶりも話題を呼ぶと共に、根津甚八、李礼仙、小林薫という今やアングラのレジェンドともいえる俳優陣が出演し、陶酔的な美しさと感動にあふれた舞台と評された。
そして2019年、唐十郎、蜷川幸雄、両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた劇団・新宿梁山泊主宰、金守珍の演出のもと、同作の上演が決定。甘美で切ない、恍惚と戦慄の幻想恋愛劇が45年の時を経て現代に蘇る。

東京の下町で二人の男女が出会う。精神病院から逃げてきた青年「織部」と宇都宮から流れてきたホステスの「エリカ」。
二人はこの物語の中では恋人同士ですらなく、ただ、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。
汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。エリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、この純真な青年を利用する。探し当てた恋人はすでにこの世の人ではなく・・・・。
ガラスのような精神を抱え、傷つきながらもひたすらに、自らの「風」である女を守ろうとする青年と、いまわしい血の記憶に翻弄される女との、恋よりも切ないものがたり。

窪田は、精神病院から逃げてきた青年・織部を演じる。

初日を翌日に控え窪田は、「皆さんと仲良く(稽古を)やらせていただいてきたのでお客様の前でやることにまだ実感がないのですが、ドキドキしているものも大きくなってきています。分からない世界に飛び込んでみたいと思って今回お仕事をさせていただく形になったのですが、分からない世界に飛び込む中でかみ砕いて『唐版』が入ってきている感じがしていて、そういったところを感じられていることが楽しくてワクワクしています。」とコメント。

稽古場での様子を聞かれ、「六平(直政)さんがずっと騒いでいて(笑)、(山崎)銀之丞さんに金さんが愛のムチを打っていて。皆さんと何度かご飯にも行かせていただいて、焼肉屋さんに行けばお店がカラオケになるかのように大合唱が始まりました。また、この前カラオケにも行ったのですが、風間(杜夫)さんの吉幾三さんが聞けたのはとても貴重でした。」と明かし、会場が笑いに包まれた。

窪田は、蜷川幸雄氏さんが演出した「唐版 滝の白糸」で唐作品に初参加し、6年ぶりとなる舞台で再び唐作品に出演することとなったが、「会場に最初に入った時に、どこかに蜷川さんがいるんだろうな、見ているんじゃないかなっていう感覚がありました。勝手にそう思っているだけなのですが、感じられることもすごく大切だと思うし、引き継いだり大切にとか綺麗ごとではなく、やってきたものが染みついていたんだなと純粋に思いました。ですので本当に楽しみですし、皆さん自由にやるけれどキメるところはキメるし、金さんがきちんとメガホンをとってくださるので安心してやらせてもらっています。」と心境を語った。

そして最後に、「bunkamuraが紅テントに変わります。そのくらい勢いがありますし、皆さん自由に動きながらもそこに芯があって一つの方向に向かっている。目に映るものが本物なのかファンタジックなものなのか分からなくなるくらい、作品の世界に惹きこまれると思いますのでぜひ観ていただけたらと思います。」とメッセージを送った。

舞台「唐版 風の又三郎」2/8(金)~3/3(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、3/8(金)~3/13(水)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。
ぜひ劇場でお楽しみください!

【日程&劇場】
●東京公演
日程:2019/2/8(金)~3/3(日)
劇場:Bunkamura シアターコクーン

●大阪公演
日程:2019/3/8(金)~3/13(水)
劇場:森ノ宮ピロティホール

【公式サイト】
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/19_kazemata/
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