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阿部進之介 映画「デイアンドナイト」初日舞台挨拶!

阿部進之介企画・主演映画「デイアンドナイト」が1/26(土)公開初日を迎え、シネマート新宿で行われた舞台挨拶に阿部が登壇した。

同作は、山田孝之が一切出演せずに裏方へ徹した初の全面プロデュースに挑戦し、山田とは旧知の仲である阿部が企画・主演を務める完全オリジナル作品。そんな本作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出す。
監督を務めるのは、ドラマ「100万円の女たち」や映画『7s/セブンス』『光と血』などを手掛け、映画、ドラマ、MV、CM など様々な分野で映像表現の幅を広げ活躍する若手監督の最注目株とも呼び声の高い藤井道人氏。
同世代のメンバーが熱い思いをぶつけ合いながら、昨年11月にクランクインし、秋田県の秋田市、鹿角市、三種町で同年11 月末まで撮影が行われ、遂にこころ揺さぶる人間ドラマが完成した。

上映後に行われた舞台挨拶にて、「監督と映画を作ろうとなり、“阿部さん、どんな映画を作りたいですか?”と監督が話してくれてから6年が経ちます。そこからたくさんの仲間が集まってくれて、素晴らしいチームで作り上げた映画だと思っています。今日こうやって皆さんの元にお届けすることができてとても嬉しいです。秋田では先行上映をしていますが今日を皮切りに全国の皆さんに観ていただくことができるということで、とてもワクワクしているのですが自分たちの手を離れてお客さんの映画になっていくことが少し寂しくもあります。でも劇場に足を運んでくださった皆さんの顔を見ると、本当に作って良かったと思いました。」と感慨深い様子で語った阿部。

公開までの6年を振り返り、「“ああいうのがいいね、こういうのもいいね”というやりとりから始まり、孝之が一緒に作りたいと入ってくれて、ゼロから話していったところに安藤(政信)さんや清原(果耶)さん、そしてスタッフの皆さんなどいろいろな人が集まってくれて。ゼロから作る過程を経験することで、大切な作品だという気持ちがどんどん芽生え、言葉で言い表せないのですが、1つの作品をお客様に届けるということはこういうことだし、思いを込めるというのはこういうことなんだと体感してきたので感無量です。」と語った。

同作の主題歌はヒロイン・奈々を務めた清原果耶さんが担当。藤井監督から音源が完成した際に“聞きます?”と何度も言われたそうで、「僕は映画を観てその流れで聞きたかったのに、“すごくいいんですよ。聞かないんですか”と何度言われました(笑)。」と明かすと、藤井監督が“鹿児島のキャンペーンの移動中に流したら泣きそうになっていた”と暴露され、「奈々が歌っているのでどうしても(自身が演じた)明石の気持ちになってしまうんです。明石が知らなかったその後の奈々や、奈々の気持ちを歌で知ることができて、そういう気持ちになってしまいました。でもそれをニヤニヤしながら監督が僕のことを見ていました。」とエピソードを語った。

さらに、山田がプロデューサーを務めたことについて、「役者がどうやったら役に集中できるかに重きを置いていろいろと調整をしてくれました。そういった配慮は役者の気持ちを理解していないと出来ないこと。山田孝之は素晴らしい俳優なので、自分だったらこうしてほしいということを全てやってくれたと思います。集中しやすい現場でしたし、何より深く役に入り込むことを知っている人間がプロデューサーとして居てくれるだけで、心のよりどころになりました。」と感謝した。

そして最後に、「答えを出さないでおくことを大切にして作った作品です。僕たちが皆さんの元に映画を届けた時点からお客様のものになって、皆さんが感じたものが「デイアンドナイト」です。こういうテーマを普段話すことってないじゃないですか。でもこの映画が家族や友達、大切な人と話し合うきっかけになり、共有してくださったら嬉しいです。もしもう一度観てくださることがあったとしたら、“こいつ嫌なヤツだな”とか“こいつは悪いヤツだ”と思う人に注目して観ていただきたいです。今回は明石が主役でしたので明石目線で描かれているところがありますが、人生って皆さんそれぞれが主役で生きていると思うんです。なので、嫌なヤツだと思った人に注目して、その人の人生がどうなのかという目線で観ていただいたら違う見え方があるのかなと思います。僕らもチェックしていますので、SNSで感想などつぶやいて下さったら嬉しいです。今日はありがとうございました。本当に感無量です。」と締めくくり、舞台挨拶は終了した。

映画「デイアンドナイト」は絶賛公開中。
ぜひ劇場でご覧ください!

【ストーリー】
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく——。

(敬称略)
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