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山田孝之プロデュース映画「デイアンドナイト」女子中高生試写会イベント!

山田孝之プロデュース映画「デイアンドナイト」の女子中高生試写会イベントが1/17(木)都内で行われ、山田が登壇した。

同作は、山田孝之が一切出演せずに裏方へ徹した初の全面プロデュースに挑戦し、山田とは旧知の仲である阿部が企画・主演を務める完全オリジナル作品。そんな本作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出す。
監督を務めるのは、ドラマ「100万円の女たち」や映画『7s/セブンス』『光と血』などを手掛け、映画、ドラマ、MV、CM など様々な分野で映像表現の幅を広げ活躍する若手監督の最注目株とも呼び声の高い藤井道人氏。
同世代のメンバーが熱い思いをぶつけ合いながら、昨年11月にクランクインし、秋田県の秋田市、鹿角市、三種町で同年11 月末まで撮影が行われ、遂にこころ揺さぶる人間ドラマが完成した。

同イベントは、清原果耶さん演じる「大野奈々」の17歳という年齢設定と、17歳を子供から大人社会の入り口に立つ節目の時期として物語に重要な意味を持たせていることにちなみ、ティーン世代の人気雑誌「Seventeen」読者から来場者を募集して行われた。

試写上映後の舞台挨拶では、女子中高生たちの質問に山田が答えるコーナーを実施。
「山田さんは『勇者ヨシヒコ』とか面白いドラマに出ていて好きです。今回は裏方に徹して、物足りなさはありませんでしたか?」という質問に「実は、ただのふざけたオジサンではないんですよ。」と補足しつつ、「物足りないということはなかったです。プロデューサーとしてワンシーンも出ないと最初から決めて、スタッフ・キャストがベストパフォーマンスに近づけるようにサポートすることだけを考えていたので。」と説明。「たまに(現場で周囲を)茶化したりはしていたけど、この現場においてふざけたいな……ということはなかったです。」と振り返った。

裏方に挑戦しようと思ったきっかけについては、「プロデューサーとして映画を作りたい、作らなければいけないと思ったのは10年前ぐらいからで、その当時は経験も説得力も人脈も無くて実現しなかったんですけど、30歳に入ってから自分なりに知識も付いてきた時に今回の話を聞いて。」と話し、「(同作では)『人間の二面性を描きたい』ということで、僕はそういうことを常に考えていて、コメディーとかをやっている時も実は考えているんです。描き方が違うだけで、例えばヨシヒコがモンスターをぶった斬っているけど、あれは魔物たちからしたらどうなのかとか。そういった思いに作品がはまったので、プロデューサーとして参加しました。」と明かした。

続いて、「劇中に風車がよく登場しますが、それが象徴することは何ですか?『考えてない』とかだったら、全然(答えなくて)いいので。」と質問を受けると、あまりに無邪気な物言いに「てめえ、この野郎!(笑)」とツッコミを入れながらも、「藤井監督が初期段階から『風車のある町で撮りたい』『風をテーマにしたい』と言っていたんです。小さな町で起きた出来事で、そこの人たちの人生は大きく変わりましたが、風車は無感情に回り続けていく。社会や世の中は変わらず回っていくことを表現したかったそうです。」と真摯に答えた。

最後は、「先輩の引退で部活のモチベーションが無くなってしまいました。自分自身が成長できていないなと思ったり、他のこと、勉強もしっかりしないといけないと思ったり…。そんな時の気持ちの上げ方を教えてください。」と学生ならではの悩みに答えることに。
山田は、「自分が教えられる立場にないと思っているのかもしれませんが、後輩たちはもっと経験や知識が足りていないので、教えられることは絶対あります。そこは自信を持ってもらっていいと思います。足りないと思うのであれば、先輩たちとの限られた時間の中でとにかく吸収して、少しでも立派な先輩になって、後輩たちを育てようという気になるべきだと思います。そこで自分が諦めてしまうと、自分より優れた先輩に到達しないまま、嫌でも教える立場になるんです。自分もそうだし後輩たちのことを思って努力してください。」と激励。続けて「勉強とかスポーツとかあって本当に大変な時期だと思います。精神論にはなってしまいますが、気合いです。学校のためでもあり、部のためであり、後輩たちのためを思って自分が努力するという風に考えると、1人だけじゃないということにも繋がるし、先輩たちへの還元にもなると思うので、1人じゃないと思うことは大事かと思います。」と自論を述べ、親身になって学生の相談に乗っていた。

映画「デイアンドナイト」は1/19(土)秋田県先行公開後、1/26(土)全国公開。
ぜひ劇場でご覧ください!

【ストーリー】
父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていくーー。

(敬称略)
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