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常盤貴子 ドラマ「遥かなる山の呼び声」試写会&会見!

常盤貴子出演、NHK スーパープレミアム スペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」のマスコミ向け試写会&会見が10/31(水)NHKで行われ、常盤が出席した。

「遙かなる山の呼び声」は、1980年、高倉健さんと倍賞千恵子さんが出演、山田洋次監督が手掛けた日本映画史に輝く名作のドラマ化。
同作では夫を失いながらも酪農に夢と生涯をかける女性と、悲運な宿命を負った男の人間ドラマを、北海道の大自然を舞台にダイナミックかつ感動的に描いており、名作映画のテーマを踏襲しながらも、原作には無いキャラクターの登場や要素を加え、4Kの美しい映像で収録。大作感たっぷりのテレビドラマ版「遥かなる山の呼び声」が誕生した。

北海道の中標津という小さな町で、風見民子(常盤)は息子・武志(佐藤優太郎)を育てながら、義父の吉雄(中原丈雄)と共に完全放牧の酪農を続けていた。
夫の精二が数年前に交通事故で亡くなってから牧場の規模を縮小し、家族3人何とか生計を立てている。
2018年春。
その日は夕方から厳しい嵐に見舞われた。親族の葬儀に出かけていた吉雄がずぶ濡れになって帰って来た。路上でバイクが故障し難儀してた見ず知らずの男を車に乗せて来たらしい。
今夜だけ納屋にでも泊めてやってくれと言う。いぶかしがる民子。
果たして、玄関に現れたのはびしょ濡れの大男(阿部寛)であった。
嵐がウソのように晴れた翌朝。忙しい家事を終えて牛舎に向った民子が見たのは、慣れた手つきで牛の世話をする男の姿であった。

常盤は、風見民子を演じる。民子は厳しいほか移動の地で義父と共に完全放牧を続ける一方、グラスフェッドミルクで新商品の開発を企画考案中。ひとり息子である武志を厳しくも愛情豊かに育てる、という役どころ。

会見にて常盤は、「私のやらせていただいた役は(原作映画で)倍賞さんが演じられた役。皆さん倍賞さんの“民子三部作”が印象に残っていらっしゃると思いますし、プレッシャーが大きかったのですが、映画「遙かなる山の呼び声」を知らない世代の人たちに作品の良さを知っていただくということも私たちの役目なのではないかと思いまして決心しました。やはり大変でいろいろな葛藤があったのですが、朝原雄三監督から助言をいただいたり相談しながらやらせていただくことによって、私なりの民子像ができたかなと思います。映画「遙かなる山の呼び声」をご覧になって酪農を始められた方がたくさんいらっしゃると伺ったので、ドラマを観て酪農をやってみたいと思う方が出たら嬉しいです。」とコメント。

北海道での撮影を振り返り、「ジンギスカンが美味しくて、やはりお肉は美味しかったです。」と笑顔を見せると共に、「とにかく牛が大好きになって、携帯の待ち受けも牛にしたくらい(笑)。自分の中で牛がブームです。」と話した。

同作をドラマ版で演じるあたり、「倍賞さんがドキュメンタリーっぽいお芝居をされていたので、そのエッセンスをいただいて、なるべく日常の動作をしながら演じられたらと思っていました。あとは独特のリズム、時間の流れがあると思ったので、山田監督の書かれたセリフを自分が間違って覚えない限り正確に一語一句言えたらと。でも意外と朝原監督が変えてしまって、“そんなに簡単に変えちゃうんですか?”と思い、私はさらにそこを戻したりして(笑)、なるべく忠実に演じました。」と思いを語った。

9月の北海道胆振東部地震の影響で、北海道の酪農に大きな影響を及ぼしていることを受け、「私たちに貸していただいた牧場の方がとても熱意のある方で、本当に酪農が大好きで、酪農をやるためにご夫婦でそこに移り住んで古い牛舎を買い取ってやられているんです。撮影の時に熱い思いを聞き、ご苦労も楽しさも自分の中に蓄積していたのでニュースを見た時はとても胸が痛かったです。ドラマがそんな皆さんの支えや力になればなればと思っています。」と思いを馳せた。

中標津町での撮影では300人近くの町民の方がエキストラ参加してくださるなど、地元の協力や交流が多かったそうで、「ホテルの近くに衣料品店があって、映画の撮影時に倍賞さんとかも行かれていたそうなんです。私が入った時に皆さん騒ぐこともなく普通に接してくだっさって、“この町、撮影に慣れてる”と思いました(笑)。良い距離感で温かく見つめてくださって、優しいなと思いました。ある日、小麦を探していると言ったら、小麦がドンと届いたことがあって。“たくさん作っているから大丈夫よ!”と気前よく言ってくださって、とてもありがたかったです。」と笑顔で振り返った。

NHK スーパープレミアム スペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」は、NHK BSプレミアムで11/24(土)21:00~放送。
ぜひご期待ください!

(敬称略)
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