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山田孝之 プロデュース作品 映画「デイアンドナイト」完成報告会見!
同作は、山田が一切出演せずに裏方へ徹した初の全面プロデュースに挑戦し、山田とは旧知の仲である俳優・阿部進之介が主演を務める完全オリジナル作品。そんな本作が問いかけるテーマは「人間の善と悪」。家族のいのちが奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語は、混沌とした現代で強く生きることの厳しさをも描き出す。
監督を務めるのは、ドラマ「100 万円の女たち」や映画『7s/セブンス』『光と血』などを手掛け、映画、ドラマ、MV、CM など様々な分野で映像表現の幅を広げ活躍する若手監督の最注目株とも呼び声の高い藤井道人氏。
山田は、ロケ地の交渉やロケハン、オーディション審査、スポンサーとの交渉、また映画、ドラマ、CM の撮影の合間を縫って、脚本開発会議を定期的に主催。脚本やキャスティングに関して積極的にスタッフと意見を交わしながら本作の製作へ挑んだ。
同世代のメンバーが熱い思いをぶつけ合いながら、2017年11月3日にクランクイン。秋田県の秋田市、鹿角市、三種町で同年11 月末まで撮影が行われ、遂にこころ揺さぶる人間ドラマが完成した。
試写上映後に行われた会見にて山田は、「最近変な仕事ばかりをしていて、俳優として危機的状況に陥り、自ら映画を作れば何とか存続できるんじゃないかと思い、阿部ちゃんと藤井君が企画を練っていたところに『ここしかない!』と入り込み、何とか一緒に本を作り、プロデューサーというところにしがみついて、この場にいます。今日観ていただいたものは実は100%の完成ではなくて、大まかな流れは変わらないのですが、全体の中で2か所某アーティストに作曲をお願いしておりまして、絶賛制作中です。12月の完成披露試写会のタイミングでは音を入れ替えて、本当の完成品として出せる状態です。それまで頑張っていこうと思っています。」とコメント。
プロデューサーとして参加した経緯ついて、「これはどの職業でどんな立場の人でもそうだと思うのですが、俳優として長年やらせていただく中で疑問に思うことや不満に思うことがあって、そういった『なぜこんなことが起きているのか』というところをなるべく自分が知って、少しでも改善できたら自分と同じような思いを後輩にさせないことができるんじゃないかと思って、自分もまずそこに立ってみて、何か出来ることはないかと思ったのがきっかけです。10年ぐらい前から思っていたのですが、まだ自分も若くて説得力も無いですし、人脈も無いですし、出来る状態じゃなかったんです。それが30代に入って、色々とみんなで話して色々なことを教えていただく中で、そろそろ第1歩目を踏み出してもいいんじゃないかということで、これを始めました。」と明かした。
テーマを「人間の善と悪」にした理由について問われると、「初期の段階に藤井監督と阿部ちゃんに僕は1つ質問をしたことがあって、それは映画の中で明確にシーンとして描かれている場所があるのですが、『こういった状態になった時にどうする?』と聞いたら、ここの3人だけでも答えが全部違ったんです。それで、どれが善なのか悪なのか答えを見つけるのではなくて、しっかり画にして、劇場で公開して、観てもらった人たちに『自分はどうなんだろう』と家族や友人や職場の人たちと話し合うきっかけになればすごく意味のある映画になるなと思って作ってきました。」と語った。
最後に「若いチームで粗削りな部分もたくさんありますけど、素晴らしいスタッフ、キャスト、皆さんの力によって強く残る映画になったと思っています。本当に皆さんに感謝です。あとは1人でも多くの人に届けて、1人でも多くの人の胸に刺さるように頑張りたいと思っています。」とメッセージを送り、締めくくった。
映画「デイアンドナイト」は、2019/1/19(土)秋田県先行公開、1/26(土)全国公開!
ぜひご期待ください。