MOVIE
城桧吏 映画「万引き家族」大ヒット御礼舞台挨拶!
同作は、様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身作。東京の下町で質素に暮らす、一見ありふれた家族。しかし、彼らは生計を立てるため、家族ぐるみで軽犯罪を重ねていたのだった―。犯罪でしかつながれなかった家族の“許されない絆”が、ある事件をきっかけに衝撃の展開を迎える。人と人との関係が希薄な今の時代に、真の“つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃の物語が描かれる。
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)の4 人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝(樹木希林)の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
同作は、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞したことでも話題となり、この日、観客動員数100万人を突破したことが伝えられた。会場が祝賀ムードに包まれる中、上映前に行われた登壇した城は、「本日は来てくれてありがとうございました。この素敵な映画をご覧ください。よろしくお願いします。」と挨拶。
この日は父の日も近いことから、城と佐々木みゆさんが、父親役を演じたリリー・フランキーさんへサプライズプレゼントが贈られた。城はリリーさんへ手紙をプレゼントし、『リリーお父さん、撮影でもカンヌでもいつも会うたびに優しくしてくれてありがとうございます。撮影中、寒いときカイロで温めてくれたり、僕のことを笑わせてくれたり、いつも気にかけてくれたり、とてもうれしかったです。もう一人の優しいお父さんが出来たみたいで、いつも現場に行くのが楽しみでした。大好きな家族がいたあの家に戻りたいといつも思っています。リリーさんのような、おしゃれで、優しくて、面白くて、演技の上手な俳優さんになるのが僕の夢です。これからもよろしくお願いします。リリーお父さん、大好きです。かいりより』と感謝の言葉を贈った。さらに「カメラが回っているときはダメダメなお父さん、でも回っていないときは優しくて面白いお父さんでした。」と話すと、リリーさんを見上げて笑顔を見せていた。
映画「万引き家族」は、絶賛公開中!
ぜひ劇場でご覧ください!