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青木崇高 映画「モリのいる場所」完成披露試写会!
同作は、30年間もの間、ほとんど家の外へ出ることなく庭の生命を見つめ描き続け、97歳で没するまで生涯現役であり続けた伝説の画家・熊谷守一氏のエピソードをもとに、沖田修一監督が晩年のある1日をフィクションとして描くオリジナルストーリー。
時流にも無頓着、自分のやりたいことだけに夢中になる画家・モリ、94歳(山﨑努さん)。ともに人生の荒波を乗り越え、ちょっと変わった夫との暮らしを楽しんでしまう(?)笑顔がチャーミングな妻・秀子、76歳(樹木希林さん)。長い年月を積み重ねてきた夫婦の姿を通し、人生を豊かにする生き方とは何か、それとなく教えてくれるユーモラスな人間ドラマとなっている。
自宅の庭には草木が生い茂り、たくさんの虫や猫など、守一の描く絵のモデルとなる生き物たちが住み着いている。守一は30年以上、じっとその庭の生命たちを眺めるのを日課にしていた。普段、守一は妻の秀子と二人の生活をしているが、毎日のように来客が訪れる。守一を撮ることに情熱を燃やす若い写真家の藤田くん、看板を書いてもらいたい温泉旅館の主人、隣人の佐伯さん夫婦、郵便屋さんや画商や近所の人々、そして、得体の知れない男…
今日もまた、モリとモリを愛する人々の、可笑しくて温かな1日が始まる。
青木は、熊谷家の隣のマンション建設のいかつい現場監督・岩谷を演じる。
上映前の舞台挨拶にて青木は、「去年の夏、暑くて汗をダラダラたらしながら撮影をした記憶が蘇ってきます。そして今日、完成披露を迎えられることを誇りに思います。どうぞよろしくお願いします。」と挨拶。
撮影を振り返り、「(撮影場所の)葉山は素敵で虫が多かったです。セミが脱皮して白い羽を出しているところを毎日何匹か見るという貴重な経験をしました。山﨑努さんとお芝居をさせていただいた時は、緊張とかではなく素直にそこに居られたような気分でした。すごく楽しい夏の思い出です。」と話すと共に、「ロケーション自体は美術さんが作られたのですが、そこの家具などが馴染んでいて、本当にそこに存在するかのような場所でした。動物とかも、ウズラを飼っていたり、夏におじいちゃん、おばあちゃんのところに遊びに行った時のことを思い出すような感覚でしたし、匂いとか風も気持ちよくて最高でした。」と語った。
映画「モリのいる場所」は、5/19(土)シネスイッチ銀座、ユーロスペース、シネ・リーブル池袋、イオンシネマ他全国ロードショー。
ぜひご期待ください!