TV
早見あかり BS時代劇「鳴門秘帖」試写会&会見!
同作は、国民的作家・吉川英治氏の原作で、幾度となく映画化・ドラマ化されてきた名作。
剣の極める修行の果て、家を棄て、さすらう虚無僧となった主人公・法月弦之丞(山本耕史さん)は、十年ぶりに舞い戻った江戸で、幕府転覆の密約を記した血判状『鳴門秘帖』を巡る争いへと巻き込まれていく。さらに、弦之丞を慕う女スリの見返りお綱(野々すみ花さん)、かつて許嫁だった甲賀の娘・千絵(早見)との間で波乱のラブストーリーが描かれる。鳴門秘帖の行方を追い、舞台は江戸から中山道、大坂、阿波徳島へ。次々と襲いかかる刺客たちに立ち向かうロードムービー感覚のスパイアクションが展開されていく。
会見にて早見は、「まず台本をいただいた時に、私は正直、頭がいいほうではないので(笑)、登場人物のいろいろな思いが複雑に交錯していたり、鳴門秘帖を追い求めるという意味が、少し難しいと感じました。スピード感がある脚本なので、一話を読んだ時は分かりづらいなとも思ってしまったのですが、撮影が進むにつれて理解を深めていき、登場人物の個性もどんどん出てきてより面白いと思えてきました。若い世代の人は時代劇というものから遠ざかっているイメージがあると思うのですが、23歳の私も面白いなと思える作品なので、若い人達にも観ていただきたいです。また、祖父母の方とお子さんが一緒に観て、楽しいなと思っていただけるような作品になっていると思います。撮影はもう終わりに近づいていますが、みんなでもっといい作品を作れたらと頑張っているので、ぜひご覧になっていただきたいです。」とコメント。
自身の役どころについて、「千絵は、山本さん演じる法月弦之丞をずっと小さな頃から想い続けているというところが大きな軸です。その軸はまったくぶれずに、“弦之丞様に会いたい、大好き”という気持ちが一番の原動力となっている女の子。武家の娘でお姫様なので、最初は自分の気持ちを押し殺して、言われたことに“はい”とうなずいていくという子だったのに、弦之丞様への想いが大きくなるにつれて、どんどん千絵も動き出していきます。いろいろなことは考えずに、“とにかく弦之丞様を見ていなさい”といったことを監督にも言われましたし、隠し切れないくらいの思いが溢れ出るようなお芝居をしなければと思っていました。山本さんと空き時間でもお話させていただいて、最初の頃よりも緊張せずに山本さんと一緒にいられるようになったので、千絵としても早見あかりとしても、弦之丞様を想う気持ちはどんどん出ていっているのではないかと思っています。」と語った。
また、山本さんの印象を、「頼りがいのある座長。山本さんがいると安心するし、千絵として弦之丞様にすべてをゆだねられるというか…。今回、人生で初めて殺陣に挑戦していて、練習がなく、その場で殺陣師の方に型をつけてもらうので、合間の時間に自分でいろいろな方に教えてもらいながら稽古をしているのですが、山本さんは私の殺陣の先生なんです。それが一番の頼れる座長だな、かっこいいなと思うところです(笑)。山本さんのようにきれいに踊るような殺陣が出来るようになれたらと思いつつ、うまく出来ない部分のほうが多かったりするんですけど(笑)。本当にありがとうございます。」と話した。
さらに、野々すみ花さんについては、「私にはない大人の色気がすごい。見返りお綱を演じている時も、野々さんとしている時も、落ち着いていて、どうすればそうなれるんですかというくらい。私はずっとわたわたしていて、壁とかいろいろなところにぶつかったりして、今もマイクを椅子にぶつけてしまったりと(笑)、まだまだ子供だなと思うのですが、(野々さんは)本当に落ち着いていらっしゃるので、いつか野々さんみたいな女性になれたらなと思います。」と明かした。
その後、早見の殺陣を初めて目にしたときの感想を山本さんが“最初は鞘から刀を抜く抜刀もできなかった。こういう感じでと教えていって、そのうちみるみる出来るようになって。ダンス経験もあるからスジがいいのだと思う”と話し、早見は「ありがとうございます。恐れ多いです。」と恐縮しながらも嬉しげに笑顔を見せた。
BS時代劇「鳴門秘帖」は、NHK BSプレミアムにて4/20(金)より毎週金曜20:00~O.A!
ぜひお楽しみください。