葵わかな出演、TBS日曜劇場「ブラックペアン」のプレミアム試写会＆舞台挨拶が4/16（月）都内で行われ、葵が登壇した。

原作はシリーズ累計150万部を突破、人気小説「チーム・バチスタの栄光」の原点となり、熱烈なファンを持つ海堂尊氏の「新装版 ブラックペアン1988」。

主人公は、大学病院にいながら出世に興味のない一匹狼で万年ヒラの医局員、渡海征司郎（二宮和也さん）。手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医である一方、その傲慢な性格と言動が周囲との軋轢を生み、同僚からは「患者を生かし、医者を殺す」と評され、通称“オペ室の悪魔”と呼ばれている。
物語は、突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプを巡る疑惑をきっかけに、外科医としてのプライドを守ろうとする渡海が、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かっていくことに―。病院・研究室、製薬会社、医療機器メーカー、そして厚生労働省などとの癒着問題や様々な不正、“ブラックペアン”と呼ばれる特製の真っ黒いペアン（止血用鉗子）に隠された過去、さらに渡海自身が抱えるある因縁も明らかになっていく。

葵は、手術での器械出しを担当し始めたばかりの新人看護師・花房美和を演じる。花房は真面目で穏やかな性格だが、芯は強くブレない女性。研修医の世良雅志（竹内涼真さん）とは医師と看護師で立場は違うが、互いに悩みを相談する仲になり助け合うという役どころ。

第一話上映後の舞台挨拶に登壇した葵は、「今日はありがとうございます。初めて完成したものを観たのですが、私は新人の役なので観ていないシーンも多くて、こんな風になっているんだ、先生方がカッコイイなと思いました。皆さんとそういう気持ちを共有できる時間になればと思います。よろしくお願いいします。」と挨拶。

葵演じる花房は渡海から厳しい言葉を受けるシーンもあるが、「直接はあまりないのですが、手術室に初めて渡海先生が来たシーンは鮮明に覚えていて、“なんだこの人！”って思いました。今後は（直接受けることが）あるかもしれませんし、渡海先生の暴言率は低下しないので、様々な人が浴びていくことになるのではないかと思います（笑）。」と話した。

その後、番組公式Twitterに寄せられた質問に答える形で舞台挨拶が進行され、“自分でブラック、もしくは悪魔だなと思う一面を教えてください”という質問があがり、「ないです。」と即答。その後、竹内さんが“自分より年下の人に強気でいきたがる”と話し、さっそく葵に向け、“ブラックな部分あるよね”と振ると、「効率よく動きたいタイプで、細かく予定を立てるんです。歯磨きに行って、そのまま化粧を直して…って。でも家に帰るとスイッチがオフになって何もできなくなるので家族に迷惑をかけているなと思います。」と答えた。すると竹内さんが、“そんなんじゃない。“なんなんですかっ！！”って手が出る”と暴露され、「出ないですよね。」と二宮さんに助けを求めるも、それを聞いていた小泉孝太郎さんが、“スタジオでしょっちゅうやってます”と目撃情報を話すと、「差し入れの焼き芋をいつ食べるかを、すごい言ってくるんです。自分のタイミングで食べたいのに…。」とクレーム。すると竹内さんが、“言うとちゃんと返してくれますし、妹と雰囲気が似ているところもあって、どうしても強くいきたくなってしまう”とコメントした。

さらに、“自分が患者だったら、どの医者に見てもらいたいか？”という質問には、「（内野聖陽演じる）佐伯清剛先生のところに行くと順番待ちしなくてはいけませんし、（小泉さん演じる）高階権太先生は患者さんに優しいですが、今のところ手術が成功していませんし…。すごく難しいですが、渡海先生だと思います。多少冷たくても絶対に助かるので。」と消去法で答え、会場の笑いを誘っていた。

また、劇中では様々な医療用語が出てくるが、言い間違えなどあるかと聞かれ、「指示をされて返事をする役どころなので、そういった意味では楽をさせていただいているかなと思います。時々、“●●を持ってきて”と薬剤の名前を言われることがあって、それを取りに行き戻ってきて“●●を持ってきました”と言うのですが、聞き覚えがなかったり、すごく似ている言葉が別にあったりすると大変です。」とエピソードを語ると共に、「医療指導の方が現場にいらっしゃって、手術シーンの段取りの前に確認しながらやってという感じなので、即興と変わらない。言葉だけではなく技もやられるので、先生方は本当にすごいなと思います。」とライブ感のある撮影の様子を語った。

日曜劇場「ブラックペアン」は4/22（日）よりTBSにて毎週日曜21：00～放送。（初回25分拡大）
ぜひお楽しみください！