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松雪泰子 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」第1週完成試写会!
同作は、脚本家・北川悦吏子さんのオリジナル作品。故郷である岐阜県と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終りから現代まで七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語を紡ぎだしていく。
大阪万博の翌年、1971(昭和46)年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみだった。
高校卒業後、彼女は持ち前のユニークな発想力を生かして少女漫画家を目指し、バブル真っただ中の東京に出る。師匠にしごかれアシスタント仲間と切磋琢磨して修業に打ち込むが、やがて挫折。結婚して一人娘を授かるものの、家計は火の車。ついには夢追い人の夫から離婚されてしまう。バブルはいつの間にか終わり、世は低成長時代。度重なる失敗の末、シングルマザーとなって故郷に戻った鈴愛は、そこで思わぬ転機を迎えることになる……。
松雪は同作のヒロイン・楡野鈴愛の母、楡野晴を演じる。
晴は町の食堂を切り盛りする、地元商店街指折りの美人おかみ。怒ると怖いので肝っ玉母ちゃんに観られがちだが、誰よりも鈴愛の幸せを願い、ここぞという時には真っ先に背中を押してくれる、よき理解者という役どころ。
第1週目上映後の会見にて松雪は、「出来上がったものを観て、いよいよ『半分、青い。』がスタートするのだなと、長い撮影の時間を過ごしていましたので、出来上がりを楽しみにしておりました。鈴愛のルーツとなる楡野家の空気感、明るさ、愛を、とにかくしっかりと私たち親が表現することを重大な任務だと思って臨んで、それがしっかりと表現できていたらいいなとドキドキしながら第1週目を観ました。でもそれ以上に北川さんの脚本の構造がすごく面白くて、そこに登場人物が動き出して表現し始めると、また新たな世界が広がっていく感じがしました。私が北川さんの脚本ですごく好きなのが、娘とのシーンで、空想の中での会話が出てくるんですけど、その行間にたくさんのものが詰まっている感じが大好きで、今後も大事に演じていきたいなと改めて思いました。」とコメント。
現場での笑ってしまったエピソードについて聞かれると、「楡野家の撮影をしているときは終始笑っているので、どれが面白かったかわからなくなってしまうぐらい。楡野家でいるときは、セットから離れないで、ずっとおしゃべりをしてゲラゲラ笑っているイメージがあります。」と明かした。
第1週目で注目してほしいシーンについては、「鈴愛の誕生の瞬間が感動的で、やっとここから育っていくのだなとお母ちゃんの気持ちで見てしまいました。あとは木曽川での子どもたちの糸電話のシーンもすごく素敵で、この先、鈴愛と律はどう育って生きていくのかなという気持ちで見ました。大好きだったのは、6回目の最後で、親子3人で布団で大暴れした明けのシーンで、家族で卵がけご飯の卵をかき混ぜているところです。」と話し、笑顔を見せていた。
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」は、2018/4/2(月)より放送開始。(全156回)
ぜひご期待ください!