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太賀 映画「南瓜とマヨネーズ」初日舞台挨拶!

太賀出演映画「南瓜とマヨネーズ」の初日舞台挨拶が、11/11(土)新宿武蔵野館にて行われ、監督・共演者らと共に太賀が登壇した。

同作は、日常の普遍的な尊さと女性の繊細な心情をリアルに描いた魚喃キリコの代表コミックを『パビリオン山椒魚』『ローリング』で知られる鬼才・冨永昌敬監督が映画化。原作の世界観を忠実に再現した同作は、脆く崩れやすい日常の大切さ、そして女性の切ない恋模様をリアルに描き出した等身大の恋愛映画となっている。生活費を稼ぐため、密かにキャバクラで働く女性ツチダ(臼田あさ美さん)が、プロのミュージシャンを目指している恋人・せいいち(太賀)と、自由奔放で女好きな元カレ・ハギオ(オダギリジョーさん)の間で心が揺れ動く様を描く。

太賀が演じるせいいちは、曲が書けないスランプに陥り、自分の理想と現実のギャップに苦悩するミュージシャンという役どころだ。

上映後に行われた舞台挨拶に登壇した太賀は、印象に残っているシーンを聞かれると、「もちろん臼田さんと一緒のシーンはどれも思い出深いのですが、せいいちをやる上で重要だったのが、バンドメンバーとのシーンで、メンバー揃って居酒屋で話しをするシーンがすごく印象的でした。4人が揃って掛け合うシーンが唯一あそこぐらいで、バンドメンバーの空気感を作るのがすごく重要でした。本編でも楽器を演奏するシーンはありましたけど、実際の音は流れない。でも、映像で流れている曲を完璧に演奏できるぐらい練習をしていて、僕自身もメンバーのみんなと一緒にスタジオに入って、自分たちの曲を作って練習してみたり、そのあとは中華屋行って4人のシーンを練習してみたり、そういうことしてあの居酒屋のシーンにアプローチしていった記憶があります。(居酒屋のシーンは)そういう風に他のメンバーたちの映らないところでの情熱であったり、深い愛情みたいなものを感じる瞬間で、メンバーに負けてられないなと思いましたし、見えないところでのこの作品に対する愛情というのが映っている気がして印象的です。」と振り返った。

また、冨永監督がツチダとハギオとせいいちが鉢合わせるシーンを挙げると、「せいいちとしては複雑な気持ちもあるのですが、僕自身はオダギリさんと共演するシーンがあそこぐらいなので、楽しみでしょうがなくて(笑)。オダギリさんと絡める、同じフレームに映れるという喜びがありつつも、せいいちとして誇示していかなくてはいけない部分もあって、すごく楽しいシーンでした。」と笑顔で語った。

この日は、劇中歌を太賀がギターの弾き語りで披露する一幕も。「お芝居ではないところでは初めてです。朝7時半から劇場入りして練習しました。そこからずっとソワソワしています(笑)。」と緊張気味に話しながらも、会場を優しく包み込むような美声を響かせた。

劇中でツチダに向けてせいいちが歌うこの曲は、本番までツチダを演じる臼田さんには内容を明かさず、ぶっつけ本番の一発撮りが行われたという。太賀は、「練習は撮影から始まったのですが、臼田さんが分からないように別室でコソコソと練習しました。『曲出来たの?』って聞かれても『まだ出来てない。』って分かりやすい嘘をついて、これで本番になって臼田さんにガッカリされたら本当にやばいなと思って、一生懸命練習しました。」と話した。

最後に「本当に『南瓜とマヨネーズ』に参加できて良かったなと思っています。最後の歌のシーンがせいいちとしてのそれまでを総括するようなシーンなのですが、歌う直前にツチダを目の前にして『俺はこの人のために歌うんだ』と素直に思えました。それがせいいちとしてもそれまでを肯定することで、また何か歩みだすことだと思っていて、そういう風に素直に思わせてくれたのはツチダを演じた臼田さんという存在がすごく大きくて、臼田さんをはじめ、冨永監督、スタッフの皆さん、キャストの皆さんとめちゃくちゃ濃密な時間を過ごすことができました。こうやって多くの人が観に来てくださって心から嬉しく思います。今日はありがとうございました。」とご来場いただいた皆様へメッセージを送り、締めくくった。

映画「南瓜とマヨネーズ」は、11/11(土)より、新宿武蔵野館ほか全国公開中!
ぜひ劇場でご覧ください。

【ストーリー】
ツチダは同棲中の恋人・せいいちのミュージシャンになる夢を叶えるために、内緒でキャバクラで働き生活を支えていた。一方、無職で曲が書けずスランプに陥ったせいいちは毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。
しかし、ツチダがキャバクラの客・安原と愛人関係になり、生活費を稼いでいることを知ったせいいちは心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダにとって今でも忘れられない昔の恋人・ハギオと偶然、再会を果たす。
過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいくツチダだったが…。
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