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青木崇高 映画「雪女」初日舞台挨拶!

青木崇高出演映画「雪女」が3/4(土)公開初日を迎え、ヒューマントラストシネマ有楽町で行われた舞台挨拶に青木が登壇した。

同作は、100年以上前に小泉八雲が著した「怪談」の一編である「雪女」を、杉野希妃監督が独自の解釈で映画化した作品。撮影は、広島県の全面協力のもと、映画の街で知られる尾道市を中心に、広島県内で行われ、セリフも全て広島弁で語られている。
なお、「第29回東京国際映画祭」では、主要部門の中で映画祭の顔となる“コンペティション 部門”に選出され、雪と光の映像美、クラシカルな美学、伝統を現代へと活かそうとする斬新な試みが高い評価を得た。

ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉(青木)は、山小屋で雪女(杉野希妃)が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一周忌法要の帰り道に、巳之吉は美しい女ユキ(杉野希妃/二役)と出会う。
やがて二人は結婚し、娘・ウメが生まれる。14年後。美しく聡明な少女に成長したウメは、茂作の遠戚にあたる病弱な幹生の良き話し相手だった。
しかしある日、茂作の死んだ山小屋で幹生が亡くなってしまう。幹生の遺体には、茂作と同じような凍傷の跡があった。ユキの血を引く娘のせいだと、巳之吉を激しく問いつめる幹生の祖父。巳之吉の脳裏に14年前の出来事が蘇り、以前から自分の中にあったユキに対する疑心と葛藤する。自分があの夜の山小屋で見たものは何だったのか、そしてユキは誰なのか…。

舞台挨拶にて、1年前に行われていた撮影を振り返り青木は、「去年は春が来るのが早かったにも関わらず、杉野監督が来るとその日は雪になるという不思議なことがありまして、キャスト・スタッフみんなで杉野監督は間違いなく雪女だと言っていました(笑)。綺麗な景色が味方についてくれて、それがフィルムに焼き付いていると思いますし、1年後、皆さんに披露することができたことを嬉しく思います。ありがとうございます。」とコメント。

自身が演じた巳之吉について、「原作を大切にしながら杉野監督の解釈で掘り下げられているのが台本から伝わってきました。お客様から観るのが巳之吉からの目線になると思ったのと、自然が大前提にあるシナリオだと思いましたので、恩恵を感じ、欲深くなく、人の繋がりを感謝しながら生きているごく普通の人でいようと意識しました。」と話した。

杉野監督は、同作のメガホンを執ると共に雪女として出演もしており、撮影現場での様子を聞かれ、「(杉野監督演じる雪女と)向かい合ってお芝居をした時に、“カット”と杉野監督から聞こえてきて、一瞬、“えっ?ああ、監督だった”って。その後、監督としてモニターチェックに行かれるのですが、雪女の格好で確認をされていて、すごく面白い光景でした。」と振り返った。

そして最後に、「撮影は大変でしたが、杉野監督の情熱や執念、いろいろな人の力、物の力などが大きな力となってこのような作品ができたと思います。杉野監督は監督・プロデューサーとしても、女優としても日本だけではなく海外へ切りこんでいく第一人者。そこに1つの役としてお力添えができたのであれば嬉しく思います。もちろん作品を観てくださった方が楽しんでいただけたのであれば、それが一番です。本日はありがとうございました。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

映画「雪女」は、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマ・ジャック&ベティにて公開中のほか、全国順次公開。
ぜひ劇場でご覧ください!

(敬称略)
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