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林遣都 主演映画「しゃぼん玉」初日舞台挨拶!
同作は、直木賞作家・乃南アサさんのベストセラー小説「しゃぼん玉」(新潮文庫刊)を実写映画化。宮崎県の大自然を舞台に、唯一無二の感涙ドラマが誕生した。
物語の主人公は、親の愛情を知らずに育ち、女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返してきた伊豆見翔人(林遣都)。人を刺し、逃亡途中に迷い込んだ宮崎県の山深い椎葉村で怪我をした老婆スマ(市原悦子さん)を 助けたことがきっかけで、彼女の家に寝泊まりするようになった。初めは金を盗んで逃げるつもりだったが、伊豆見をスマの孫だと勘違いした村の人々に世話を焼かれ、山仕事や祭りの準備を手伝わされるうちに、 伊豆見の荒んだ心に少しづつ変化が訪れた。そして10年ぶりに村に帰ってきた美知(藤井美菜さん)との, 出会いから、自分が犯した罪を自覚し始める。「今まで諦めていた人生をやり直したい」
――決意を秘めた伊豆見は、どこへ向かうのか…。
上映後舞台挨拶に登壇した林は、「今日は公開初日に来て頂いて本当にありがとうございます。今ご覧になられて率直な感想をお伺いしたいのですが、いかかでしたか?」と問いかけ、客席からは大きな拍手が送られた。続けて、「エンドロールが終わった後の拍手を袖で聞いていたんですけど、もう一回聞きたいなと思って…(笑)。」と喜びを噛みしめながら、「監督とキャストの皆さんと椎葉村の皆さんと大事に大事に作った作品です。今日から色んな人に届けばいいなと思います。今日は宜しくお願いします。」と挨拶。
撮影地の宮崎県・椎葉村での思い出を聞かれると、「すぐ浮かぶのは現地の人たちの顔です。宿泊していた民宿のお母さんだったり、スマおばあちゃんの家にも実際におばあちゃんが1人で住んでいて、そのおばあちゃんのご家族が毎日現場に来て下さって、差し入れを頂いたり、色々と助けていただいた村の方々から、毎日「頑張ってね」と声を掛けていただいたのが力になりました。」と振り返った。
林が間もなく芸歴10周年を迎えるということで、自身にとってのターニングポイントになった出来事について聞かれると、「滋賀県出身なのですが、修学旅行で(東京に)出てきて、班行動をしている時に山手線のホームで(スカウトの方に)出会って、その時のグループの女の子が渋谷に行きたいと言ってなかったら…と考えたりするので、その女の子に感謝しています(笑)。」と話し、笑いを誘った。
最後は、「今日は短い時間でしたが、ありがとうございました。僕はこの仕事を始めて10年で、デビュー作の公開日を勝手に自分でデビューした日と決めていて、それが3月10日で(今日は)6日前なんですけど、ほぼ10年ということで、今日これだけの人の前で、これだけの方たちと一緒に仕事できていると思うと、本当に幸せを感じています。そして、このタイミングで『しゃぼん玉』という映画に関われて、市原悦子さん、綿引勝彦さんのような偉大な役者さんと1つの作品を残せて、生涯僕の心に強く残る作品になりました。監督はじめ、皆様に感謝しています。宝物です。今日はありがとうございました。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
林遣都主演映画「しゃぼん玉」は、3/4(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!!
ぜひ劇場でご覧ください。