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内野聖陽 舞台「ハムレット」製作発表!

内野聖陽主演舞台「ハムレット」の製作発表が都内で行われ、内野が出席した。

シェイクスピアの四大悲劇の中でも人気が高く、古今東西の名優がその生涯で一度は演じる究極のヒーロー、ハムレット。この度、世界的にヒットした傑作ミュージカル「レ・ミゼラブル」オリジナル版の演出で名を轟かせ、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の名誉アソシエート・ディレクターとして様々なシェイクスピア劇を手掛けてきたジョン・ケアード氏を演出に迎え、4/9(日)より東京芸術劇場 プレイハウスほかで上演される。

この日本公演では、通常なら出演者が20~30人に登るこの大規模作品を、わずか14人で上演。シェイクスピアを知り尽くしたジョン・ケアード氏が、劇中で関わりのある役どころを同じ俳優が演じることにより劇の構造がくっきりと立ちあがる、新たに練り上げた斬新な解釈で取り組んでいく。

シェイクスピア全作品の中で、主人公のセリフ量がダントツに多い最高峰の難役、ハムレットを演じる内野は、「難しいと思っている方もいるかもしれません。複雑なキャラクターではありますが、シェイクスピアが描いた豊かな世界を、イギリスの本場からやって来たジョンに演出していただけるということは非常に光栄なことだと思い、興奮しています。(ジョンが)素晴らしいキャストを集めたとおっしゃっていましたが、そうなれるように頑張ります。よろしくお願いします。」と挨拶。

これまでに「レ・ミゼラブル」、「ベガーズオペラ」、「私生活」でタッグを組んできたジョン・ケアード氏の演出の魅力は?と質問され、「『レ・ミゼラブル』が初めてだったのですが、その時に印象に残っているのが、“どんなキャラクターも特殊な人間はいない。観る人の心に響く普遍性をそれぞれ必ず持っている”といった言葉。その考え方が僕はとても大好きで、この作品も難しいポイントはあるとは思いますが、万人に分かる部分がたくさん含まれる豊かな作品になるのではないかと期待しています。」と答えた。

ハムレットは一般的に若い役と考えられがちだが、戯曲の中で記述されているのは30歳すぎで、太っているという2点。ジョン・ケアード氏からも“哲学的なテーマを多く含んだ作品なので、経験を積んでいて、物事を考えられる人でないといけない”と言葉をもらい、「(真田丸の)家康役で16キロ増量した体から必死に減量しようとしていたのに、ハムレットは太っているという記述があると知り、一瞬気が緩みました(笑)。若い人がやるべき役だと言う意見もありますが、若い人間が若い役をやるから面白いというわけではないでしょう。…というのは半分言い訳で(笑)、そうじゃないというのを内野のハムレットで必ずお見せします!」と意気込んだ。

製作発表の後に囲み取材が行われ、ジョン・ケアード氏の印象を聞かれた内野は、「ハムレットは今までの役者人生の中で一番セリフが多いですし、考えていること、抱えていることも非常に複雑なので、役者としては大きなチャレンジです。それをRSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)のジョンとできて幸せだと思うと同時に、優しい顔をしていますが役者には大変厳しいところもある人。自分の中にあるハードルを1つずつ飛び越えて、魅力的なハムレットにしたいと思っています。」とコメント。

また複数の役を演じるにあたり、「複数やることの意味が、僕ら俳優たちは本当の意味では分からないと思います。それを僕らが体現することによって、お客様に“なるほど”と感じてもらえたらと思います。」と説明した。

最後に2017年の抱負を聞かれ、「今は目先にある1つ1つの大きなハードルを、いかに飛び越えて行くかといったところで生きています。」と話しつつ、「とにかく自分が関わる作品を、お客様に楽しんでいただくための努力を惜しまずにやりたいです。」と力を込めた。

舞台「ハムレット」は、4/9(日)東京芸術劇場 プレイハウスを皮切りに、兵庫、高知、北九州、松本、上田、豊橋にて上演。(4/7(金)・8(土)プレビュー公演)ぜひご期待ください!

■舞台「ハムレット」公式サイト
http://www.hamlet-stage.com/
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