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葵わかな 「東京大茶会 2016」トークショーに出演!
「東京大茶会」は、茶道に馴染みのない方や外国人なども気軽に「お茶の文化」を楽しんでいただけるよう、2008年から始まり、今回で9回目の開催となるイベント。さまざまな流派が一堂に会する大規模な茶会として、昨年度は約1万9,000人、これまでに累計15万4,600人が来場し、“東京の秋の風物詩”としてして親しまれている。
メインステージで行われたトークショーにスペシャルゲストとして出演した葵は、同イベントと季節に合わせ、紅葉があしらわれたアンティークの着物で登場。「今回は髪型も変えてメイクもいつもと違う感じで、慣れない姿に緊張しています。最近、茶道を習っていまして、私服でも大丈夫な教室が増えていると聞いたのですが、私の通っている教室も私服の上に重ねて着れるもので習えるんです。なので、お着物を着る機会があまりなく、こういったイベントで着ることが出来てすごく嬉しいです。」と笑顔でコメント。
また、イベント会場の雰囲気について、「ここは初めて来たのですが、都会なのに自然がいっぱい。ほかのイベントとは違って、着物を着ていらっしゃる方が多く、年齢も幅広くて、いろんな方が来ていらっしゃるなという印象です。外国の方もいらっしゃっていて、ブロンドに真っ赤なお着物を着ていらっしゃると、日本人が着物を着るのとはまた違って素敵だなと思いました。」と話した。
茶道を習うきっかけについて、「一年半ほど前にファンイベントでお茶会をしたんです。私が好きだった宝塚にちなんでティーパーティーだと認識していたのですが、いざやってみたら、お茶会で(笑)。その時は、まだ茶道を習っていなくて初めてでしたがお茶を点てて、それをきっかけに“楽しいかも”と思い、始めました。」と振り返った。さらに、「京都ではお茶屋さんがいっぱいあるので、より好きになりましたし、もともと和風の小物が好きでポーチとかティッシュケースを集めていたのですが、茶器が季節によって変わっていたり、猿がいたりするものがあって、いろいろ可愛いものがあることに気付き、より集める率が高まりました。」と語った。
お茶菓子で好きなものは?また、家で抹茶を飲むかとの質問に、「つい最近まで京都でロケをしていたのですが、祇園にあるくずきりが有名な『鍵善良房』さんというお店で、和三盆でつくられている菊の形をした“菊寿糖”というお菓子がすごく美味しくて、京番茶と一緒にいっぱい買って帰りました。家では、なかなかお抹茶を点てることはないのですが、緑茶やほうじ茶など、お抹茶に限らずお茶を飲もうと思う機会は増えたと思います。」と回答した。
さらに、茶道を習っていて、歴史や背景を学ぶ機会はあるかという問いに、「お茶の先生がいろいろ教えてくださいます。以前見た掛け軸が、右端にちょろちょろと文字が書いてあるだけのもので、“間違っちゃったのかな”と思っていたら、先生が“滝が流れているのがすごく素敵だね”みたいなことが書いてあると仰っていて、その余白に書かれていたのが“滝を想像して下さい”とあって、そういう手法の掛け軸だったんです。なるほどと思い勉強になりました。お稽古中には、お花の活け方だったり、茶器を作った人の話など、お茶に限らずお話ししてくださるので、勉強になります。」と述べた。
お茶選びのポイントについて、「京都に行った際に、お茶を専門に扱っているお店に行ったのですが、なんでも試飲させてくれます。京番茶は、いぶしが効いていてほうじ茶の濃いバージョンという感じで、苦手な方もいるかもしれないですし、試飲して好きなものを見つけてみてください。」とお勧めした。
お抹茶は苦いという印象があると思うが、飲むことができたかという質問があがり、「お抹茶は濃茶と薄茶と二種類あって、濃茶は、お湯が少なくてドロッとした感じで苦くて、まだあまり飲めないんです。薄茶は最初から大丈夫でした。最初に美味しいお菓子をいただいて、食べきってからお抹茶を飲むので、全然抵抗がなく、平気でした。」と話すと共に、茶道の魅力について、「まず、お抹茶とお菓子が美味しいというのがひとつ。お抹茶とさまざまな茶器や季節のことについていろいろ知れますし、普段は東京にいて人が多い中で生活をしていますが、お茶室に行くと全体的に静かな雰囲気なので、ほっこりとして落ち着くことができます。」と答えた。
お抹茶のいただき方について、「茶器を回すのは皆さんも知っていると思いますが、やってみると意外と細かい作法が多いんです。お茶を淹れてくれた方に感謝をするから一回持ち上げるとか、正面は茶器が汚れてしまうからずらして遠慮して違う所で飲むとか、理由があるというのを知ると楽しくて。根元にあるのは、日本人の遠慮をしている感じなので誰でもできる気がします。」と語った。
さらに、同イベントにちなんだ写真をテーマにした『フォト川柳』コンテストが開催されており、葵は『子供のための茶道教室』で撮られた写真を見て「右手横 左手下で はいどうぞ」という一句を出品。この句について、「早く飲みたいという気持ちがありつつ、作法をきちんとしないと先生からGOサインが出ないので、写真の子供たちは今やっと飲めた瞬間なのかなと思って作りました。川柳をやったことがなかったのでどうしようと思いましたが、私もまだまだ駆け出しで習い始めたばかりなので“私に当てはまること”を重ねてみたらすぐ思いつきました。」と話し、実際に句を照れながら読みあげると来場者から拍手が起きていた。
そして最後に、「茶道をやられている方が多いのかなと思ったのですが、普通に来てくださった方も多くいらっしゃって、こういうイベントを通してやってみようかなと思う人が増えたら嬉しいなと思います。お茶の魅力を皆さんともっと分かち合いたいなと思うので、ぜひやったことない方はやってみてください。」とメッセージを送り、トークショーは終了した。