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ミムラ 映画「カノン」公開記念舞台挨拶!
同作は、祖母が遺した手紙により死んだはずの母が生きていたことを知らされた三姉妹が、自分たちの傷に向き合いながら母の過去を辿り、未来への一歩を踏み出そうとする、愛と葛藤を描いた珠玉の物語。
「チェスト!」や、「リトル・マエストラ」などが国内外で高く評価された雑賀俊朗監督が、「チェスト!」の脚本家・登坂恵里香と再タッグを組み、アルコール依存性がもたらす家族の断絶、トラウマ、モラルハラスメントといったシビアなテーマに深く切り込みながらも、三世代の女性たちの絆を優しい眼差しで描き、爽やかな感動をもたらしている。
ミムラは三姉妹の長女で、夫のモラルハラスメントから必死に抜け出そうする専業主婦・宮沢紫(ゆかり)を演じる。
舞台挨拶にてミムラは、「家族揃って舞台に立ち、この日を迎えられたことがとても嬉しく、高揚しています。本日は誠にありがとうございます。楽しんでください。」と挨拶。
昨日公開を迎え、比嘉愛未さん、雑賀監督と共に富山・石川での舞台挨拶を行ってきたが、「撮影以来でした。天気がすぐ変わる土地なのですが、人生の転用を表わしているようで、演じていて気分にフィットしました。昨日も雨が降っていたところからサッと晴れて、また曇って…帰ってきたなと思いましたし撮影中のことを思い出しました。また、地元の方に温かく迎えていただいてとても嬉しかったです。」と語った。
また次女役・比嘉愛未さん、三女役・佐々木希さんとの撮影について、「希ちゃんが末っ子気質を発揮して天真爛漫に言ったりやったりすると、比嘉ちゃんが上手くツッコんで私が笑うという感じ(笑)。みんな3人姉妹なので、空気感がなじむのか気楽で楽しかったです。」と笑顔で振り返った。
映画「カノン」は、絶賛公開中!
ぜひ劇場でご覧ください。
【ストーリー】
富山県黒部市で教師をしている次女・岸本藍(比嘉愛未)、東京で家庭を持つ長女・宮沢紫(ミムラ)、金沢の老舗料亭で若女将に勤しむ三女・岸本茜(佐々木希)の三姉妹は、祖母・辰子(多岐川裕美)の葬儀で久しぶりに顔を合わせ、遺書に記された驚きの言葉を目にする。「許してください。あなた達のお母さんは生きています」
急ぎ向かった富山県内の介護施設。そこには長年の飲酒が原因でアルコール性認知症を患い、娘たちのことを思い出せずにいる母・美津子(鈴木保奈美)の姿があった。
アルコール依存症の母に虐待された過去のトラウマがよみがえり、恋人・聡(桐山漣)との結婚にためらいを覚える藍。夫・和彦(長谷川朝晴)からの言葉の暴力に抵抗できない紫。新女将としての重圧から、母と同じようにアルコールに溺れていく茜…。そんな中、藍は、母の施設の部屋に「パッヘルベルのカノン」のオルゴールを発見する。「カノン」は、幸福だった頃の母と三姉妹の記憶につながる大切な曲だった。19年間の空白を埋めるべく、母の過去を探る旅に出る三姉妹。やがて真実に辿りついた時、眩しい光の中で「カノン」のピアノ三重奏が再び響き渡る…。
(敬称略)