新木優子出演映画「泣き虫ピエロの結婚式」の完成披露試写会が9/12（月）都内で行われ、監督・共演者とともに新木が登壇した。

同作は、ある実話から始まった物語。
道化師の見習いをしていた・望月美由紀さんが、夫となる男性・秋山陽介さんと出会い、恋をして、幸せな結婚から、わずか50日という短い時間で死という悲しい別れを経験した中で、『それは道化師として欠かせないだけでなく、誰にとっても大事なもの』という笑顔の力や意味に気付いたエピソードを綴った1枚のハガキが、第4回日本感動大賞を受賞。それを元に書き上げた一冊の本を原作として、望月さんのメッセージを大切に映画化が進められた。

みんなを笑顔にすることを夢見る見習いピエロの佳奈美（志田未来さん）が恋したのは、笑顔を忘れた透析患者の陽介（竜星涼さん）。
運命を嘆き、誰かと深く繋がることを避けてきた陽介のために、どんなときでも笑顔でいると決めた彼女は、冷たく避けられても、病気がハンデとなってふさがっても、彼を励まし続けた。
その一途さに触れ、次第に心を許していく陽介。いつしか二人は結婚の約束をする。
しかし、式の前日に倒れた彼の余命は残りわずか。愛するがゆえ、別れを決意して再び笑顔を失った陽介に、佳奈美が贈ったものとは…？

上映前に行われた舞台挨拶で新木は、「本日はたくさんの方にお越しいただいてとても嬉しいです。いろいろな人の心に残る作品になればいいなと思います。楽しんで帰ってください。よろしくお願いします。」と挨拶。

この日は、志田未来さんと竜星涼さんがウエディングドレスとタキシード姿で劇中の結婚式を再現。新木も2人を温かく見守る親友・稲葉真紀役さながらにドレスアップした姿で登場し、「撮影以来1年ぶりに未来ちゃんのウエディングドレス姿を見たのですが、お肌も綺麗ですごくお似合い。ドレスに着替えて出てきたところを見たのですが、思わず“可愛い”と言ってしまいました。」とコメント。さらに、竜星さんについて、「そうですね、いいと思います。」と感想を述べると、“雑だな。”とツッコまれつつ、「何を着てもお似合いになるので、こちらが言うことは何もないです。」と笑顔で話した。

役どころについて、「佳奈美と陽介にとって唯一の共通の友達だったので、佳奈美のことも陽介のことも、どちらのことも思いながら相談に乗って、幸せになって欲しいと強い意思を持ちながら、見守っているという役でした。難しいというよりは、頑張って2人が幸せになればいいなという気持ちでした。」と語った。

その後、共演者同士の印象を問われ、竜星さんが新木に対し、“役さながらに話しやすくて助かった。”とコメント。かき氷を食べに行ったエピソードが話題にあがり、「撮影の時は、晴れていてすごく暑かったので、合間にアイスを食べたりしていました。」とコメント。ピエロの格好とメイクをしていたため一緒に食べに行くことができなかった志田さんへ、「次はたくさん買って差し入れたいですし、ぜひ一緒に行きたいなと思います。」と話した。

さらに、志田さんから新木に対し、“気さくで、ピリピリとした雰囲気の中でも笑顔でいてくださった”との言葉を受け、「ありがたいです。」と一言。新木から共演者について、「気さくといっていただいたのですが、竜星さんも気さくで志田さんと3人の間を取り持って下さって、休みの時間も志田さんと話すことが出来て、現場は楽しかったです。」と撮影を振り返った。

また、もし結婚をするなら、いつごろどんな結婚式をしたいかという質問に、「私は30歳になる前にできればいいなと思います。結婚式をするなら、ウェディングドレスを着て、海外でしたいです。一番仲の良い友達と親戚だけを呼んで、小さく挙げられたら素敵だなと思っています。海外はハワイで、ダメだったら沖縄でも。せっかくなので、とにかく気分が盛り上がるところでしたいなと思います。」と笑顔で話した。

最後にご来場いただいた皆様に向けて、「私はこの作品を通して、ひとりでも多くの人が自分はひとりで生きているんじゃないんだなということを実感していただければいいなと思っています。この映画に参加させていただいて、家族だったり友達や周りのいろんな人に、もっと感謝しないといけないんだなという、温かい気持ちにさせてもらったので、皆さんにもそういう気持ちを味わっていただいて、あとは竜星さんと志田さんのとてもキュンとする2人のシーンがたくさん詰まった映画になっていますので、その辺も楽しんで観てください。ありがとうございました。」とメッセージを送った。

イベント終盤では、会場に集まったお客さまへ感謝の気持ちを込めて、共演者から客席へブーケトスが行われ、華やかな雰囲気で舞台挨拶は幕を閉じた。

映画「泣き虫ピエロの結婚式」は9/24（土）シネマート新宿他、全国順次ロードショー。
ぜひご期待ください！