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太賀 映画「淵に立つ」完成披露試写会!

太賀出演映画「淵に立つ」完成披露試写会が、9/6(火)渋谷・ユーロライブにて行われ、太賀が登壇した。

同作は、『歓待』『ほとりの朔子』『さようなら』など話題作を世に出し続け、本作で小説家デビューも決定した深田晃司監督による、圧倒的な人間描写で“家族”を問い直す、2016年最大の衝撃作。大胆にして緻密なストーリーテリングで観客一人ひとりの想像力と価値観に揺さぶりかける衝撃のドラマ。観る人すべてをタイトル通りの境地へと誘う映画が誕生した。

太賀は、鈴岡利雄が経営する工場に新人の従業員としてやって来る山上孝司役を演じる。屈託のない好青年で、鈴岡一家に快く受け入れられながらも、徐々に予想外の展開に巻き込まれていく。

上映前舞台挨拶にて太賀は、「今日はお忙しい中、お越しくださいましてありがとうございました。この映画で今日、浅野忠信さん、古舘寛治さん、筒井真理子さん、そして深田晃司監督と一緒にこうやって皆さんにお届けすることができて、とても幸せです。今日は楽しんでいってください。」と挨拶。

自身の役柄について、「僕は物語の後半に出てくるのですが、それまでは浅野さん演じる八坂草太郎が、一つの家族をある方向に展開させていくきっかけになっているんですけど、浅野さんがいなくなった後にバトンタッチするように僕が出てきて、脚本を読んだ時点で浅野さんの次だと思って震えが止まりませんでした(笑)。これほど恐いものはないと思いながら覚悟して撮影に臨みました。あと、僕が演じる上で“無自覚である”ということがすごく重要だと思っていて、自分の中の演じる上での意識はあんまり考えずに、目の前にあることにとりあえずリアクションしていけばというのがありました。でもその中に迷いがあって深田監督に相談したときに『脚本を信じてください』ということをおっしゃっていただいて、それからは何の迷いもなく、新鮮に演じることができたと思っています。」と語った。

現場の雰囲気については、「監督が書いた脚本をすごく信じているスタッフ・キャストの皆さんが集まっている現場だったので、静かに情熱を燃やしながら淡々と進んでいった印象があります。」と話した。

同作は第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、監督・キャストが先日行われた映画祭に参加した。「僕はスケジュールの都合上、レッドカーペットと舞台挨拶には間に合わなくて、その後カンヌに上陸しました。(別作品の)撮影もあったので、最初は行けるかどうかも分からず、行くことを諦めていたんですが、深田監督がカンヌから現地リポートしてくださったり、絶対に来た方が良いということをずっとおっしゃっていて、たまたま空いた4日間で何とか行きました。深田監督とは『ほとりの朔子』という作品で初めてご一緒させていただいたのですが、その時から思っていたのが、僕を新しい世界に連れていってくださる方だということです。まさかカンヌにも連れて行ってくださるなんて本当に感謝しかないですし、『淵に立つ』のキャスト・スタッフの皆さんと一緒に過ごしたカンヌはめちゃくちゃ幸せで、今でも夢のようです。僕がカンヌに上陸した夜に、皆で写真を撮ってくださったんですけど、それが宝物で一生の思い出になりました。本当に最高でした。」と振り返った。

映画「淵に立つ」は、10/8(土)より、有楽町スバル座ほか全国ロードショー!
ぜひご期待ください!

【ストーリー】
一見平和な家族が、ある異分子の侵入によって姿かたちを変えていく。分裂と融合、崩壊と再生、罪と罰を重ねた果てに何があるのか?私たちはなぜと、共に生きようとするのか?
郊外で小さな金属加工工場を営む鈴岡家は、夫・利雄(古舘寛治)、妻・章江(筒井真理子)、10歳の娘・蛍(篠川桃音)の三人家族。平穏な毎日を送るごく平凡な家族の前にある日、利雄の旧い知人で、最近まで服役していた八坂草太郎(浅野忠信)が現れる。利雄は章江に断りなくその場で八坂を雇い入れ、自宅の空き部屋を提供する。章江は突然の出来事に戸惑うが、礼儀正しく、蛍のオルガンの練習にも喜んで付き合う八坂に好意を抱くようになる。だが、ある時、八坂は一家に残酷な爪痕を残して姿を消す。
8年後。八坂の行方は知れず、利雄は興信所に調べさせているが、一向に手がかりはつかめない。工場では古株の従業員・設楽篤(三浦貴大)が辞めることになり、代わりに山上孝司(太賀)が新人として入ってくる。母を亡くして独り身の孝司は屈託のない人柄でたちまち夫婦の信頼を得る。だが皮肉な巡り合わせにより、八坂の消息をつかめそうになった時、利雄と章江は再び己の心の闇と対峙することになる―。

(敬称略)
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