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常盤貴子 「旅するユーロ」発表会見!
現在NHK Eテレにて放送中のヨーロッパ4言語(ドイツ語・イタリア語・フランス語・スペイン語)の語学番組が、スタジオで学んでいた講座スタイルから、現地に出かけて学ぶシリーズに大変身し、自分らしい旅をしてみたい、人生を豊かなものにしたいと思う方たちに向けた番組にスタート。ドイツ語は別所哲也さん、イタリア語は東儀秀樹さん、スペイン語は平岳大さん、そしてフランス語は常盤が各国を訪ね、旅で遭遇する様々な場面にぴったりの実践フレーズを学んでいく。旅人がリアルに悪戦苦闘することで、語学学習をより身近に感じ、学習意欲も向上。 覚えた言葉を使って、それぞれの旅人が興味のある文化や趣味を極めていくといった新演出も見どころとなっている。
パリには何度も行ったことがあるという常盤は、カフェ文化や映画、オトナの女性のたしなみなど、魅力あふれるフランス文化を探る旅に出かけるが、「フランスはとにかく街が美しくて、ファッションや雑貨、文化など全てが女性にとって魅力的な街だなと。私がフランスの言葉を話したから、向こう(現地の人)も“じゃあこういう言葉を言ってみよう”という気持ちになってくださったのか、いつも旅をしている時とは違ったフランス人の面が見えた気がしました。私は今回、“日本の女優である常盤貴子”と紹介していただいたのですが、普段の旅とは全然対応が違ったんです。“アクトリース”と“コメディエンヌ”という言葉があって、映画とかに出る人は“アクトリース”、舞台もやる女優さんは“コメディエンヌ”という違いがあるそうです。通訳の方は私のことを“コメディエンヌである常盤貴子”と紹介してくれて、その時にフランス人の方々の顔が急に輝き出して、それは有名だから無名だからということではなく、職業に対するリスペクト―。舞台はより身体表現が必要だったり、役に対する解釈を深めなくてはいけないといった、いろいろな要素が必要なので、“コメディエンヌ”に対する興味やリスペクトがさらにあるそうで、私に対しても面白い職業をしている人といって顔が輝いたんだそうです。それを知った時に、フランスの文化がまた1つ見えたなと思って、今回は普段見れない部分が見れた旅でした。」と振り返った。
さらに、「6月にパリに2週間、アルザスに1週間行ってきました。パリはテロもあったので危ないのではないかと言っていただいたのですが、私はパリが大好きですし、パリで生活をしている人もいるわけですから、今のパリを見ていただくという意味でもパリに行きたいと、半ば強引にお願いをしました(笑)。その後、アルザスに行ったのですが、それぞれの場所で違った良さを見せていただきました。パリではオペラ・バスティーユの音楽監督やサンローランのパートナーの方にインタビューをさせていただいたり、アルザスでは三ツ星のオーベルジュに行って、シェフにお会いする機会をいただいたり。古きよきものを大切にして今に活かしている姿というのが素敵に思えて、今日もアンティークの着物を着させていただいていますが、アンティークのものと今のものを合わせるという感覚はフランスで学ばせていただいた気がします。これからも生活に持ち込んでいけたらと思っています。」と旅を通して感じたことを語った。
また、旅で実際に使って便利だったフレーズは?という質問を受け、「“セ マニフィーク”(素晴らしい・美しい)という言葉です。その場にいて日本語で“美しい”と言うより“セ マニフィーク”と言ったほうが合うんです。フランスを旅される方は挑戦してみていただきたいです。あとは、“オニバ”(さあ、いくよ!・いきましょう)という言葉。“そろそろオニバりますか”っていう風にも使えますし(笑)、“そろそろオニバで”って言うと、そろそろおひらきといった感じにもなりますので、ぜひ使ってください。」と笑いも交えて答えた。
常盤が出演する「旅するフランス語」はNHK Eテレにて10/4(火)24:00よりO.Aスタート!また、別所さん、東儀さん、平さん、そして常盤が一堂に集まり、“旅のコトバ”をテーマにトークを繰り広げるPR番組「旅するユーロ 見たい!食べたい!話したい!」が9/14(水)23:00より放送される。ぜひ合わせてお楽しみください!