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柳楽優弥 映画「ディストラクション・ベイビーズ」完成披露舞台挨拶!

柳楽優弥主演映画「ディストラクション・ベイビーズ」の完成披露舞台挨拶が4/21(木)テアトル新宿で行われ、監督・キャストと共に柳楽が登壇した。

同作は、愛媛・松山を舞台に若者たちの欲望と狂気を描いた衝撃作。タイトルの由来は、『ディストラクション』が『Distraction(気晴らし、動揺)』『Destruction(破壊)』という類似する発音で2つの意味を持ち、登場人物たちの群像劇を象徴していることから命名された。同作が商業映画デビューとなる『NINIFUNI』などの新鋭・真利子哲也監督がメガホンを執り、脚本は、真利子監督と『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平さんが担当。
日本映画史上もっとも過激な108分として、日本から世界を震撼させる鮮烈な青春映画が誕生した!

柳楽が演じるのは狂気と裏表一体のピュアネスを湛えるカリスマ的主人公・芦原泰良。おのれの欲望に忠実に、強そうなヤツを見つけては喧嘩を挑む過剰な生命力にあふれたアウトサイダーであり、超人的なダークヒーローだ。

柳楽は、「本日は雨の中、お越しいただきありがとうございます。代表作の1つにしたいという気持ちで挑みました。楽しんでいってください。」と挨拶。

同作のインタビューなどで“参加していなかったら嫉妬していた。世代交代として位置づけできる作品”と語っていた柳楽。また真利子監督からも、“柳楽君と泰良という役をどうやって響かせるかを試行錯誤しながら作り上げた。その柳楽君の思いがキャスト・スタッフに伝わって、各々が自分の映画という気持ちで作れた”と、かなりの熱量をもって完成した作品となったが、「暴力描写は多いですが、肯定しているわけではありませんし、そこだけを切り取ってしまうと好き嫌いはあるかもしれません。でもこの作品が、今、劇場で公開されることに深いメッセージがある気がして、真利子監督を信じて携わらせていただきました。本当に感謝しています。ぜひ多くの方に観ていただき、考えられる映画って面白いと思っていただけたら嬉しいです。」と思いを語った。

この日は、闘い続けるキャラクターたちの象徴、また痛みを秘めた同作にちなみ、登壇者の決意を“拳”に込めた。柳楽の発声と共に手形に拳を型取りすると、大きな拍手が起こり、大歓声に包まれる中、舞台挨拶は終了した。

映画「ディストラクション・ベイビーズ」は5/21(土)公開。
ぜひご期待ください!

【ストーリー】
愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。海沿いの造船所のプレハブ小屋に、ふたりきりで暮らす芦原泰良(柳楽)と弟の将太(村上虹朗さん)。日々、喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に三津浜から姿を消す―。それからしばらく経ち、松山の中心街。強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、逆に打ちのめされても食い下がる泰良の姿があった。街の中で野獣のように生きる泰良に興味を持った北原裕也(菅田将暉さん)。彼は「あんた……すげえな!オレとおもしろいことしようや」と泰良に声をかける。こうしてふたりの危険な遊びが始まった。やがて車を強奪したふたりは、そこに乗りあわせていたキャバクラで働く少女・那奈(小松菜奈)をむりやり後部座席に押し込み、松山市外へ向かう。その頃、将太は、自分をおいて消えた兄を捜すため、松山市内へとやってきていた。泰良と裕也が起こした事件はインターネットで瞬く間に拡散し、警察も動き出している。
果たして兄弟は再会できるのか、そして車を走らせた若者たちの凶行のゆくえは―
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