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市原隼人 ドラマ「不機嫌な果実」制作発表記者会見!
同作は、林真理子さんが1996年に発表、その翌年にドラマ化、映画化されたベストセラー小説を連続ドラマ化。原作が発表されてから20年。時代は変われども、今も変わらぬ人妻の心理、理屈では割り切れない男女の人間模様。今回は、そんな永遠のテーマに鋭く切り込む原作の魅力は存分に生かしつつも2016年版ならではの物語を展開。“一度はまったら抜けられない、濃厚でスリリングなドロドロの愛憎劇”を繰り広げる。
主人公は結婚して5年になる32歳の人妻・水越麻也子(栗山千明さん)。自分を女として見てくれない夫に不満を募らせた彼女は、つまらない日常と冷え切った心を満たしてくれる男を求め、悶々とする日々…。そんな麻也子の退屈な日常は、音楽評論家・工藤通彦(市原)との出会いによって一変。人妻と知りながらも激しく自分を求めてくる彼に心を奪われ、麻也子は禁断の恋へと溺れていく。幸せを求め、本能のままに突き進んでいく麻也子。そんな彼女を待ち受けるものとは…!?
市原は演じる工藤通彦は、クラシック専門の音楽評論家。つい最近まで、仕事のために長期間、海外に滞在していた。帰国後、麻也子と出会うことになるのだが、そのきっかけは「運命のいたずら」とも言うべき偶然のアクシデントによってであった。そして麻也子に一目で恋に落ちる。情熱的な性格で、何事もわき目を振らず、まっすぐ突き進む男。麻也子に対しても、人妻と知りながらも躊躇せず、熱烈に求愛する。
同作への出演について市原は、「小説を読んで初めて赤面しました。女性のこんな姿があるんだ、男性にはわからないこんなことを思っているんだ、旦那さんやお姑さん、世間の見られ方に対して、自分の容姿や友達との関係について、こんなことを思っていたのだと初めて知りました。幼い頃“あそこは行っちゃだめだよ”と言われているところになぜか行きたくなり、気が付いたらそこが秘密基地になるような、それが大人の恋になると、少し危険なにおいを感じさせていただけるのがこの『不機嫌な果実』です。自分自身、女性と向き合ってお芝居をすることが初めてで、こんなにも濃厚で素敵な作品に出会えるとは思っていなかったので、この機会を大切に、皆様に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。」と語った。
撮影現場の雰囲気について聞かれると、「ほぼ栗山さんとのシーンなのですが、いつも明るく、笑顔が絶えなくて、気が付いたら彼女のまわりにいろいろな方が集まっている、本当に素敵な現場です。僕の役は、監督からも中学生のような初々しい恋をしてほしいということで、皆さんが好きな方と一緒にやりたくなるようなシーンが多いので、自分自身楽しんでやらせていただいています。」と話した。
さまざまな恋愛模様が絡む物語にちなみ、出演者の中で実際に「結婚するなら?」「恋人にするなら?」「友達にするなら?」をそれぞれ発表することに。「恋人にするなら?」に栗山さんを挙げた市原は、「結婚すると家庭の時間になりますが、恋人は二人の時間を一番共有できると思います。空き時間にお話をしていてもすごく楽しいですし、その二人の時間を共有して楽しいだろうなと思えるのが栗山さんでした。」と回答。さらに「結婚するなら?」には高梨臨を挙げ、「以前共演させていただいて、芝居に対しても真面目ですし、女性として凜と背筋を張って、家庭を守っていただけそうな感じだったのでそうしました。」と答え、笑顔を見せた。
ドラマ「不機嫌な果実」は、テレビ朝日にて、4/29(金)より毎週金曜23:15~24:15放送!(※一部地域をのぞく)
ぜひご覧ください!