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濱田岳 出演映画「世界から猫が消えたなら」完成披露舞台挨拶!
同作は、2013年の本屋大賞にノミネートされ、その後、文庫化、コミックス化、そして中国、韓国、台湾で出版、累計発行部数120万部を突破した川村元気さんの同名小説の映画化。
主人公・僕は30歳の郵便配達員。愛猫・キャベツとふたりぐらし。
母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になっていた。
恋人はおらず、趣味は映画鑑賞。友だちは映画マニアの親友が一人だけ。
そんな彼が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまう。
ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れてこう言った。
「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」…。
悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していく。電話、映画、時計、そして、猫。
ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…。
主人公・僕の唯一の親友で、映画マニアのレンタルビデオ店店長・ツタヤ(本名・タツヤ)を演じる濱田は、「本日はお越しいただきありがとうございます。動物愛護の社会派な作品のオファーがきたなと思ったのですが、全然違いました(笑)。素敵な映画になっていますので、楽しんで帰ってください。」と笑いも交えながら挨拶。
同作は感涙のベストセラーとして“せか猫”の愛称で多くの読者に支持されてきた作品。自身が思う劇中の感動ポイントを聞かれ、「たくさんあるのですが、イグアスの滝で叫んでいるシーンです。せつなく感じる方も多いかもしれませんが、僕はとても前向きで勇気をいただいたシーンとして印象に残っています。あと感動というより発見させてもらったことがあって、石井杏奈さん演じるミカと同じ職場だったのですが、僕が話しかけても“ツン!”でしか返してくれないんです。何を話しても“ツン、ツン!”って。でも気づいたんです。意外と嫌いじゃないって(笑)。それは新たな発見でしたし、感動しました。“あっ、気持ちイイ”と思いました。」とまさかの感動ポイントに会場から笑いが起こっていた。
さらに、主人公・僕が自分の命と引き換えに大切なモノを消していくことで、大切なものを見つけていくという同作にちなみ、世界から消えてほしくないもの、消えてしまったら困るものを“家族”以外で聞かれ、「友達とお酒です。その2つがなくなったら、張り合いがないというか、時間の潰し方が分からないです。どうなってしまうのでしょうか。ゾッとします。」と答えた。
また、最近泣いたのはどのような時?という質問には、「映画を観た時です。この映画もですが、プライベートでベタな映画を観て泣きました。」と話した。
そして最後に、「その日、その瞬間のテンションでこの映画への思いが変わってくる作品だなと思いました。そして観て下さったお客様のモノになりやすい作品だと思います。観ていただいたらなんとなく言っていることが分かっていただけると思います。ぜひ楽しんで帰ってください。ありがとうございました。」とメッセージを送った。
映画「世界から猫が消えたなら」は5/14(土)公開。
ぜひご期待ください!
(敬称略)