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北川景子 主演ドラマ「黒い樹海」特別記者会見!
「黒い樹海」は、時代を超えて読み継がれる国民的作家・松本清張が1960年に刊行した長編同名小説のドラマ化。“旅情ミステリー”の傑作と評され、過去、映画を含め5回に渡り映像化、テレビドラマはいずれも高視聴率を記録した。その不朽の名作を、サスペンスフルな原作の魅力はそのままに、設定を現代に置き換え、よりスリリングなストーリーに脚色。これまでとは一線を画した、震撼のミステリー『黒い樹海』が誕生する!
たったひとりの身内である姉を不慮の事故で亡くした妹・笠原祥子(北川)。その死に疑惑を抱いた祥子が真相を探りはじめたところ、事件の鍵を握る人物が次々と不審な死を遂げていく。すべてが闇に包まれ、まるで出口のない“黒い樹海”の中でさまよっているかのような感覚に襲われる、祥子。誰が敵で誰が味方かわからない恐怖の中、孤独な調査を進めた彼女がたどり着く、あまりにも衝撃的な結末とは…!?
脚本を読んだ感想を聞かれ、「まず、“松本清張”という確立したジャンルに挑戦することにプレッシャーがあり、脚本をそういった掛け値なしに読むことができませんでした。しかし読んでいくうちに、主人公の心情や深層心理の部分を丁寧に描いている脚本だなと思いましたので、それを具現化するにはどうしたら良いかということを考えました。そして、姉を亡くしたところから始まっていきますので、気持ち的に辛い現場になっていくのかなと思いました。」と答えた。
また、自身が演じた役柄について、「主人公の心情が追い詰められたところから始まっていて、どの登場人物も犯人に見えてしまうような疑心暗鬼な気持ち。かといって、ずっと顔をしかめているだけでは伝わらないので、細かい心の機微を丁寧に表現できるように気を付けました。また、楽しいシーンが少なかったので、静かなお芝居のなかで変化をつけていくというのが難しかったです。」と語った。
長野県信濃大町で行われた大規模な撮影を振り返り、「晴れ女のつもりでいたのですが、ロケに行ったときだけ大雪が降りまして…。撮影の3日間位吹雪いていて、でもそのおかげで真っ白な銀世界で撮影をすることができました。雪がなおさら松本清張の世界観を盛り上げてくれたと言いますか、台本を読んで儚くて美しいという印象があったのですが、そういった部分を助けてくれるような景色だったので、雪ではない時にも行ってみたいと思いました。」と話した。
会見では田村さんと北川のやりとりも数多くあり、田村さんの印象について、「小さい頃にテレビや映画で拝見していた田村さんのままで、正直実在されるのかなと思うくらい伝説の方。今日お会いして本当にいらっしゃるんだということと、ずっとお変わりなく若くて素敵で緊張しています。」と恐縮した様子で話すと、田村さんが笑顔でガッツポーズを取り、そのやり取りに笑いが起こった。
さらに、お互いのロケ地でお勧めの場所・食べ物をあげるとすると?という質問には、「実はロケ弁当のことが多くて、あまり外食はしなかったのですが、1度だけお蕎麦をいただきまして、麺が太く香りが豊かで東京で食べるのとは違いました。ぜひお勧めしたいです。」と答えた。
また、田村さんのように長いキャリアを積み、どのような女優になっていきたいかと聞かれ、「今日、田村さんが会場にお入りになった時に、皆さんからどよめきが起こったり、パッと空気が明るくなったじゃないですか。一目お会いできるだけで嬉しい、そう思っていただけるためには1つ1つの作品を一生懸命やらなくてはいけないと思うので、積み重ねながら、いつか田村さんのように、どよめいてもらえるような人になれたらと思います。」と願望を語った。
松本清張 二夜連続ドラマスペシャル「黒い樹海」は3/13(日)21:00~テレビ朝日でO.A。
ぜひご覧ください!