MOVIE
片桐はいり 映画「アーロと少年」来日記者会見イベント!
世界的なヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサー。今年は同スタジオが、創立30周年となる記念すべき年であり、初の1年に2本の作品が日本公開される“ピクサーイヤー”!そんな記念すべき年に同作で長編監督デビューを飾ったのが、ピクサー初のアジア系監督であり、ピクサー史上最年少のピーター・ソーン監督。脚本は、大ヒットが記憶に新しい『インサイド・ヘッド』で共同脚本を務めたメグ・ラフォーヴが務め、さらに、ジョン・ラセター、リー・アンクリッチ、アンドリュー・スタントンといった、いずれもアカデミー賞に輝くピクサーのトップ・クリエイター陣が製作総指揮を行っている。
もしも地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅しなかったら・・・そこは恐竜だけが言葉を持つ世界!大きいけれど弱虫な恐竜アーロと、小さいけれど勇敢な人間の少年スポット。すべてが正反対で言葉も通じない二人のたった一つの共通点は、どちらも“ひとりぼっち”。初めての友情が永遠に続くことを願う二人だったが・・・。
片桐は、臆病な恐竜アーロが冒険中に出会うTレックス一家の姉・ラムジー役の声を担当している。
この日は、ピーター・ソーン監督と、ILMで『スター・ウォーズ/エピソード3』の製作を務めた経歴などを持ったプロデューサーのデニス・リームが記者会見に出席し、アニメーション映画の良さ、同作の魅力について時間を余すことなく語り、その後、日本語吹替版キャストが登場。
同作でアニメ声優初挑戦となる片桐は、前に置かれていた看板を覗き込みながら、「私はこのピンク色の恐竜の役をやりました。松重豊さんとはお誕生日が一日しか違わない同じ年なのですが、娘ということで、たくましくお姉ちゃんキャラを演じました。恐竜役に初めて挑戦して楽しかったです。」とコメント。
監督・プロデューサーに聞いてみたいことを聞かれ、「私は映画や映画館が好きで、初めて子供の頃に家族で観た映画がディズニーの『101匹わんちゃん』、中学生の時に家族そろって最後に観た映画が『スターウォーズ』の1作目でした。そして今年『スターウォーズ』の年に、この作品に出れるという事で、思い入れが深いです。ですので、私が子供のころにディズニーの映画を観てビックリして映画を好きになった様に、お子さんに映画館にどんどん来て頂いて、ぜひ観てほしいと思います。質問が長くなってしまってすみません。」と前置きをし、「私は“片桐はいり”という名前で、“アルプスの少女ハイジ”というアニメーションから取りました。私が“ハイジ”というつもりではなく、子供の頃に観ていて好きだったので、みんながあだ名で“はいり”と呼んでくれて40年間名乗っています。この映画を観た時に、アルプスを思い出したのですが、監督の中にそういう事はあるのでしょうか。」と問いかけると監督は、「アメリカの北西部の山々を参考に作っていて、実際に造形するにあたって、頭頂部は尖っているように描いた。あと、雪が積もっているような感じはアルプスという印象もある。また、ピンク色の様な明るく暖かい色に光るような照明の当て方を、ジョン・ラセター製作総指揮が“アルパイングロウ(山の光)”という言い方をしていたので、当たっていると思います。」と答え、片桐はうなずきながら聞き入っていた。
また、お気に入りのシーンについて、「いろいろと冒険をして山が見えてくるシーンです。物語的にも感動する場面でしたし、個人的にも盛り上がりました。あと、松重さんの“恐怖を飲み込め!” というようなセリフがあるんですが、かっこ良くて好きでした。」と語った。
イベントの最後には一足早いバレンタインとして、監督・プロデューサーへ日本語吹替版キャストから“初とも(はつとも)”の証として、“巨大な卵型チョコレート”がプレゼントされるという演出が行われ、あまりの可愛さに登壇者たちからは笑顔が溢れ、和やかな雰囲気で会見は終了した。
この春、ディズニー/ピクサーが贈る“感動・映像体験”。
映画「アーロと少年」は、3/12(土)ロードショー。ぜひご期待ください!
(敬称略)