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北川景子 映画「の・ようなもの のようなもの」初日舞台挨拶!

北川景子出演映画「の・ようなもの のようなもの」が1/16(土)公開初日を迎え、新宿ピカデリーで行われた舞台挨拶に、監督・キャストと共に北川が出演した。

『家族ゲーム』、『失楽園』、『間宮兄弟』など、日本映画のフォームを根本から生まれ変わらせる“ひらめき”に満ちた筆致で、数多の傑作、名作を世に放った森田芳光監督の急逝から、4年。同作は、輝かしい伝説の幕開けとなった森田監督の劇場デビュー作『の・ようなもの』の35年後を描く完全オリジナルストーリーで、古き良き下町・谷中を舞台に、生真面目なばかりで冴えない落語家・出船亭志ん田(松山ケンイチさん)が落語を捨て気楽に生きている兄弟子・出船亭志ん魚(伊藤克信さん)と出会い、悩みながらも自分らしく生きる道を探していく物語となっている。

劇中で登場するキャラクターは、各キャストが過去に森田監督の作品で演じた役をモチーフにしたような役柄で、北川演じるヒロイン・夕美は初出演映画『間宮兄弟』で演じた夕美と同じ名前の女性。北川は、「初めて演じたのは18歳の頃。10年前の役をもう一度やらせていただくということで『間宮兄弟』を観直し、夕美が10年経ったらどういったところが大人になって、どういったところがそのままなのかを考えました。元気でハツラツとしたところが夕美の良いところだと思いましたし、『間宮兄弟』の時に森田監督に“考えるのではなく、感じたままに自由に北川がやったら、それが良い役になる”と言っていただきましたので、最終的には自然に感じたままに演じようと思い現場に入りました。」と役柄について語った。

この日は同作のプロデューサーで35年前の『の・ようなもの』以来、森田組をスタッフとして、また森田監督の奥様として支えられた三沢和子さんから、松山ケンイチさんと北川へ感謝の気持ちを綴った手紙が読まれた。三沢さんからの温かく、ユーモアあふれる言葉に、「初日なので笑顔で最後までと思ったのですが、胸がいっぱいです。『間宮兄弟』のオーディションを受けた時は映画経験もなかったですし、お芝居に関しては素人でしたが、そんな私をオーディションでひろってくださったのが森田監督と三沢さん。森田監督は分け隔てなく人をご覧になる方で、私のように技術のない人間を何度も使ってくださいました。人間が好きで心温かい監督なんだということは、ご一緒する度に思っていましたし、“笑いを取りにいくような笑いではなく、映画の中でキャラクターが一生懸命生きているのが他の人から見たら面白い。それが良い笑いだ”とおっしゃっていて、今回の映画もそんな森田監督の好きな笑いがつめ込まれていると思います。三沢さんのお手紙にもありましたが、撮影現場にも、そして今日もこの様子を見てくれているんだろうなと思っていたので、客席がいっぱいであってほしかった。たくさんの方にお越しいただきまして本当にありがとうございます。嬉しいです。森田監督のことを忘れてほしくないので、この映画をたくさんご覧になって、森田監督のこと、映画のこと、そしてこれから続いていく映画界をどうぞよろしくお願いします。」と思いを込めた。

そして最後に、「“人生迷ったら、楽しい方へ。”というキャッチフレーズにあるように、観るだけで楽しい気持ちになれたり、肩の力を抜くきっかけになるような作品なので、若い方から大人の方まで何度もご覧いただいて癒されてほしいですし、楽しい人生を送るヒントがたくさんあると思いますので、多くの方に広めていただきたいです。本日はありがとうございました。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

映画「の・ようなもの のようなもの」は新宿ピカデリーほか絶賛公開中!
ぜひ劇場でお楽しみください。

【あらすじ】
舞台は現代の東京の下町。出船亭志ん田(でふねてい・しんでん)は、まだ二つ目(真打になる前のタマゴ)にもなれていない落語家、の・ようなもの。師匠・出船亭志ん米(しんこめ)の自宅に寄宿して日々修行に励んでいた。志ん田は、同居している志ん米の娘・夕美に思いを寄せているが、いつもイジられっぱなし。ある日、志ん米に頼まれ、以前一門に在籍していた兄弟子・志ん魚(しんとと)を探し出すよう命じられ、ようやく探し出した志ん魚は落語とは無縁の生活を送っていた。志ん田は、のんきに暮らしながらも自分らしく、楽しく生きる志ん魚の姿に自分の中に足りないなにかを見つける。一方の志ん魚も、不器用ながらもまっすぐな志ん田の姿に昔の自分を重ね、忘れかけていた落語への愛を思い出すようになっていた。果たして、志ん田は落語も恋も最高の“オチ”を見せることができるのか。
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