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片桐はいり 書籍「東京映画館 映画とコーヒーのある1日」発行記念トークショーイベント!

片桐はいりが8/23(日)キネカ大森で、書籍「東京映画館 映画とコーヒーのある1日」(キネマ旬報社)発行記念トークショーを開催した。

「東京映画館 映画とコーヒーのある1日」は、映画館で働く人の想いや、映画館が持つ歴史や物語を紹介するとともに、東京を中心に歴史のあるレトロな建物・最新式の設備を備えた劇場まで、個性あふれる映画館と映画の余韻にひたれるカフェをピックアップ。さらに多ジャンルの著名人がそっと教えるとっておきの映画館、片桐のわが家的存在・キネカ大森にスポットをあてた「キネカ大森と地元映画館のある町」など、映画好きはもちろん、カフェめぐりに関心のある人にもお勧めの1冊となっている。

トークショーが行われたキネカ大森は、片桐が学生時代に銀座文化劇場(現・シネスイッチ銀座)でもぎりのアルバイトをしていた時からひそかに通い、以来30年の付き合いになる場所。現在でも劇場スタッフと同様に首からネームホルダーをさげ、もぎりの手伝いをするなど暇を見つけては劇場に足を運んでいる。この日も片桐が慣れた手つきでもぎりを行いお出迎え。気さくに来場者とコミュニケーションを取ったり、劇場の案内をしたりと、緩やかなムードの中、イベントはスタートした。

キネカ大森以外にも地方にもぎりに行くという片桐は、「“もぎりに行く”と言うと、劇場が私の出演した映画を公開してくれるんです。映画館で営業を取ってくる俳優って、たぶん日本で私1人じゃないかな。去年、『小野寺の弟・小野寺の姉』の時に私がもぎって、弟役の向井理君が場内アナウンスをやってなんてことがあってから、そういったイベントが増えてきているようですね。特許を取っておくべきでした(笑)。」と笑いも交えながら話した。

海外に訪れた際にも映画館に出向くという片桐。インドやスイスでの映画館体験を語った後、ハワイで映画館巡りの取材をした時の話になり、「私にハワイは向いていない気がしていたのですが、ハワイに“ハイリ・ストリート”という通りがあって、そこに映画館があるということで行くことになりました。日系の人たちが建てた映画館が廃屋になったりしてたくさん残っていたのですが、日本から仕事をするために移住していった方々にとっての娯楽は日本の映画を観ることだったそうで…。太陽あふれる場所にいながら、その楽しみは暗闇だったということに胸が熱くなる思いでした。今でもハワイの音楽を聴くたびに、その時の風景を思い出します。」と回想した。

さらに、「映画を作るというのはとても大変な作業で、やっと出来上がったものを最後にお出しする役目が映画館の仕事。せっかく美味しい物を作っても適当に出されたら気分が悪いのと同じで、映画館であれば寒すぎたり汚れていたり、それだけで作品のイメージが変わってしまうこともあって、すごく重要な場所だと思っています。」と思いを語りつつ、劇場の清掃も行う理由について、「お客さんが映画を観た残がいというか、観終った後の空間を感じるのが好きなんです。好きだからどんどん深くまで入ってしまう(笑)。またハプニングが好きで、私が普通にもぎりをすることや清掃をしていたら面白いじゃないですか。舞台のお仕事でもどんなことでも一緒で、“?”と思わず二度見してしまったり、とにかく人の心を“キュッ”としたい気持ちなんです。」と持論を展開した。

最新型の上映システムの話に移り、「4DXを体験し、人間の能想像力・集中力ってすごいなと思いました。さすがに強風のシーンで同じような風は味わえないですが(笑)、映画館でないと体験できない感覚。ミニシアター系も迫力ある3D・4DXも含めて映画館が大好きです。」と語った。

その後、客席へ1人ずつマイクを渡し映画にまつわる想いを話すコーナーへ。映画館の意見交換や、「チラシ集めが好き」、「父親が映画看板の職人だった」、「映画館で従業員をしているので気持ちが分かります!」、「キネカ大森で片桐さんが通路で座布団を敷いて観ていた」という目撃情報までたっぷりと語り合い、イベントは終了した。
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