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早見あかり 主演映画「忘れないと誓ったぼくがいた」初日舞台挨拶!
同作は、日本ファンタジーノベル大賞受賞作家・平山瑞穂さんによる感動のファンタジー小説「忘れないと誓ったぼくがいた」(新潮文庫刊)の映画化。監督は、『ベロニカは死ぬことにした』、『センチメンタルヤスコ』の堀江慶さん、主題歌は、メジャーデビュー以降その独特な世界観と圧倒的なパフォーマンスにより注目を集め一躍日本音楽シーンを牽引する存在になったクリープハイプが担当し、瑞々しさに溢れたファンタジックな世界観に挑む。
大学受験を控えた平凡な高校三年生・葉山タカシ(村上虹郎さん)の前にふと現れた少女・織部あずさ(早見)。タカシはあずさに一目惚れしデートを重ねてゆくが、ある時、あずさはタカシに不思議な告白をする。「私に会った人たちは全員、数時間後には私の記憶が消えているの。ただ理由もなく私のことだけが記憶から消えているの」と。そんな馬鹿げた話を信じるはずもないタカシだったが、ふとしたときにあずさのことを忘れていることに気づく。昨日、自分は誰と会っていたのか?今日これからデートする相手は果たして誰だったか…。あずさと会った日の出来事や、デートの約束などを細かくメモに書き留め、自分だけは絶対にあずさを忘れないと奮闘するタカシだったが…。
舞台挨拶にて早見は、「撮影がかなり前だったので、公開日が来るのをすごく楽しみにしていました。難しいお話で、観終わった後に『あれ?』ってなるかもしれませんが、今日は少しでも役のことや、撮影現場でのことをお話しできたらいいなと思っています。よろしくお願いします。」と挨拶。
村上虹郎さんとの共演ついて聞かれると、「共演すると聞いてから、誕生日が私と同じ3月17日生まれだと知り、こんなことってあるのか!と驚きました。私のほうが2つ年上なので、しっかりしなきゃと思っていたのですが、初めて会った映画のお祓いで、作法を教えて頂いていたら、『え、それ違うよ。逆、逆!』と言われ、『この子はなんて子だ!』と思いました(笑)。でも、そういう風に話しかけてくれたことによって、私自身も素の自分で居られましたし、似ているところがいっぱいあるので、何かを言わなくてもお互いの気持ちは分かるし、一緒に居てとても楽でした。姉弟っていうよりも双子っぽいねと2人では話していて、私が2つ上だけどおっちょこちょいなところがあるので、いろいろなところに手をぶつけたり頭をぶつけたりすると、虹郎君は『またぶつけたんだね、よしよし』みたいな感じでお兄ちゃんぽくなるんです。自由で読めないところもあって心配な時もあれば、大人っぽい時もあって、すごく素敵なパートナーが見つかったなと思いました。」と語った。
また、印象に残っているシーンについて、「映画の中で、iPhoneで撮影した動画を使っているところがあり、そのシーンはきっちりとした台詞が決まっていなくて、自分たちで好きなようにやって良かったのですごく楽しかったです。」と振り返った。
織部あずさのように、自分自身が誰からも忘れられる存在になったらどうしますか?という質問に対しては、「私だったら“サッ”と消えてしまいたいです。普段はポジティブで明るいのですが、だからこそ、周りの人と一緒にいてもすぐに忘れられてしまうのは辛いと思います。」とコメント。
最後に、「すごく短い時間ではありましたが、私たちが楽しい撮影の中で、この切ない作品を作ったということは伝わったのではないかと思います。1度だけではなく、2度3度と何度でも観て頂き、忘れないでください。ありがとうございました。」とメッセージを送り、締めくくった。
映画「忘れないと誓ったぼくがいた」は、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中!
ぜひ劇場でご覧ください。